カニの殻に含まれる「キチン」由来物質に発毛効果
2018年3月28日 14:36
カニの殻などに含まれている物質「キチン」から作られる「キチンナノファイバー(CNF)」に発毛効果があることが分かったという(日経新聞)。
研究では、CNFをプラスに帯電させることで、毛根に浸透して発毛を促す作用がある可能性があるという。また、実験では発毛剤として使われているミノキシジルよりも発毛効果が高いという結果も得られたそうだ。
キチンはカニの殻を加工して得ることができるため、カニの加工が盛んな地域における資源の活用方法としても注目されている。
キチンから作られるキトサンについては再生医療に利用する素材として研究が進んでいるほか、健康食品としても注目されているものの、ヒトでの有効性・安全性については信頼できるデータは見当たらないとされている。