滋賀の大津パルコ跡、新商業施設「Oh!Me大津テラス」として4月オープン
2018年3月28日 15:44
アーク不動産は27日、滋賀県大津市打出浜の大津パルコ跡を、4月27日に新商業施設「Oh!Me大津テラス」としてオープンさせることを明らかにした。琵琶湖など周辺の自然と共存を目指し、来店客が個人としてくつろげる街のサードプレイスとする。
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地上8階建ての建物は大津パルコの閉店後、新商業施設として全面改装された。1階には滋賀県彦根市に本社を置くスーパーの平和堂が出店する。2階はツタヤが出店してカフェを備えた書店などとなる。3階は家電量販店のヤマダ電機や100円ショップのキャンドゥが入居する。
このほか、4階はフィットネスジムのカーブス、JEUGIAカルチャーセンターなど、7階はパルコ閉店後も営業を続けていたシネマコンプレックスのユナイテッド・シネマ、8階はホットヨガスタジオLAVAが入る。27日現在で計30を超す物販、各種サービス、飲食店の出店が決まっているが、入居店数はさらに増える見込み。FM滋賀のサテライトスタジオも復活し、ラジオの公開録音を再開する。
単なる商業施設ではなく、仕事や学校帰りに市民が立ち寄り、くつろげる場所を作るのがこの施設のコンセプト。フロアは1、2階を大地、3~5階を水、6~8階を山と空をテーマにした内装で統一、自然と一体化したイメージを強調する。「Oh!Me大津テラス」の名前は、滋賀県の旧国名「近江」に引っ掛け、私の居場所という意味も込めた。
オープン当日は越直美大津市長らが出席し、テープカットで開館を祝うほか、開館後3日間は1,000円以上の商品を購入した先着300人にオリジナルエコバッグをプレゼントするなど特典を用意している。
大津パルコは滋賀県唯一の若者向けファッションビルとして1996年に開業した。約60の専門店が入居し、1998年度に105億円の売り上げを上げていたが、近隣の大型ショッピングセンターとの競争が激化し、2016年度には売り上げが35億円まで落ち込んだ。このため、2017年8月で閉店している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)