FacebookのザッカーバーグCEO、ユーザー情報漏えい問題を認める
2018年3月27日 00:00
あるAnonymous Coward曰く、 Facebookアプリによって収集されたユーザー情報が外部の選挙コンサルティング会社などに提供されていた問題(過去記事)で、マーク・ザッカーバーグCEOが21日、声明を出した。氏はデータ提供を認め、遺憾の意を示している(BBC、Bloomberg、Engadget、Slashdot)。
Facebookは2014年に収集したデータの外部への提供について、より厳格な方針に転換を行った。それ以前はFacebookアプリの提供者はユーザーに関する非常に多くの情報を集めることができていたが、この方針変更によってアプリがアクセスできるデータは非常に制限されたものになったという。今回問題となったのはこの方針変更前にアプリが収集した情報で、この情報を収集・転売した企業は「データを削除した」とFacebookに伝えたにも関わらず、実際には削除していなかったとFacebookは主張している。
Facebookは今後の対応として、2014年の方針転換前に大量の情報へのアクセス権限を有していたすべてのアプリを調査するとともに、そのアプリの影響を受ける全ユーザーに調査結果を報告するとしている。