「最悪の大量虐殺」カリフォルニア州の市議会、臓器収奪を批判する声明を採択
2018年3月22日 10:59
*10:59JST 「最悪の大量虐殺」カリフォルニア州の市議会、臓器収奪を批判する声明を採択
米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の最小市は最近、世界で最も衝撃的な残虐行為の一つについて関心を高めるため、大きな一歩を踏み出した。
同郡ハワイアン・ガーデンズ市議会が3月13日に開かれ、テムバリー・ブルース臨時市長は声明「中国の法輪功学習者とともに、強制的で本人許可のない違法臓器収奪を非難する」を発表した。
ノーベル平和賞候補者らによる調査報告書「血塗られた臓器狩り(BloodHarvest)」や「スローター(Slaughter)」によると、1999年以降、中国共産党政権により迫害され、収監されている気功修練法・法輪功の学習者は、本人の意志とは無関係に、強制的に臓器を移植手術のために摘出されているとの疑いが10年以上前から指摘されている。
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臨時市長は、ハワイアン・ガーデンズ市議会が全会一致で声明に合意したと発表した。「最悪の大量虐殺が今日、起きている。市、住民、米国がこのことを知っていることを示したい」とスピーチした。
この声明は、米国大統領に対し、中国共産党の臓器収穫を「完全で透明な調査を行い、この犯罪に関与した人々を起訴するよう求める」とした。
現地の法輪功支持者であるマイケル・イェー氏は、声明提出に賛同した議員について「人間文化の核となる価値の保護を示した。市民により選出されるべき人物として素晴らしい見本的行為」とし、他の地方議会でも、批判声明が採択されることを促した。
3月3日、カリフォルニア州最大の共和党保守活動団体「カリフォルニア共和党会議」は、「中国の人権侵害を止めようー中国の宗教的迫害と臓器収奪を阻止する」との声明を発表した。
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*法案提出まで 中国共産党政府の外国公館から妨害も
昨年8月、カリフォルニア州下院議会ジョエル・アンダーソン(JoelAnderson)議員と賛同議員は人権決議案「法輪功に対する中国政府の迫害を譴責(けんせき)する」を議会に提出した。同法案は州下院司法委員会を通過後、本会議での議員投票を待っていたが、突如、法案の議会提出は保留となった。
情報筋が大紀元に明かした話によれば、同州ロサンゼルス中国領事館は州下院および議員宛に署名のない手紙を郵送し、圧力をかけたという。
この妨害について、9月には在米の法輪功学習者が同中国領事館前で、決議案提出の妨害工作に抗議する集会を開いた。
アンダーソン議員は集会に寄せた声明の中で、「法輪功学習者に対する迫害を譴責する議案を起草できたことを誇りに思う。我々を激怒させるのは、中国共産党が言論の自由の制圧を、カリフォルニア州議会まで伸ばしたことだ。我々の立法システムが外部の権力に妨害されることに驚愕させられている」と記した。
集会に出席した、議案の共同提出者ランディ・ヴェーペル(RandyVoepel)カリフォルニア州上院議員は、法輪功を支持したためロサンゼルス中国領事館の誹謗中傷を受けたことを明かした。「共産主義国家が米国人の行動をこれほどまで制圧していることにうんざりだ」と述べた。
(編集・佐渡道世)
【ニュース提供・大紀元】《HT》