厚労省、カスタマーハラスメントについての対応を検討へ
2018年3月19日 23:13
厚生労働省が顧客からの「悪質なクレーム」について、対応を行うという(産経新聞)。
こういった悪質なクレームは「カスタマーハラスメント(カスハラ)」と呼ばれており、具体例としては顧客からの暴言や暴力的な態度などが挙げられている。スーパーマーケットやコンビニなどの従業員の約7割がこういった悪質な行為を受けたことがあるという調査結果もあるという。
厚生労働省で1月26日に開催された第7回「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」においてカスタマーハラスメントについての話題が出ており、ここで「必要であれば、カスタマーハラスメント検討会も立ち上げることが望ましい」という意見が出ていた。「客だから何をしてもいいと思うようなところがある。広くそれらがハラスメントの問題であることを周知する意義がある」ことから、この検討会での報告書にカスタマーハラスメントに関する項目を盛り込むという。
顧客からのクレームについてはどこから「悪質」と判断するかは難しいところであり、企業からは仲裁を行う第三者機関があることが望ましいといった声も出ているようだ。