セブンイレブンが京都市と包括連携協定、売り上げの一部を二条城修理に
2018年3月16日 06:32
セブン-イレブン・ジャパンは15日、京都市と地方創生包括連携協定を結んだ。観光・文化の振興、子育て支援など7つの項目で連携を強化する内容で、売り上げの一部を中京区の世界遺産二条城の本格修理事業に寄付する。
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セブン-イレブンが京都市と連携するのは、
■観光、文化の振興
■伝統産業の振興
■外国籍市民への支援
■子育て支援
■高齢者、障害者に対する支援
■環境配慮の取り組み
■京都市政の情報発信、京都の魅力発信
-の7項目。
観光、文化の振興では、セブン-イレブンが明治150年を記念した新商品を開発し、販売するほか、150年記念の電子マネー「nanaco(ナナコ)」を発行し、発行手数料の10%を二条城の本格修理事業に寄付する。
セブン-イレブンは2007年度から京都市内にある240店を「京都まちなか観光案内所」と位置づけ、店員による周辺観光地や、公共交通機関の案内、地図やパンフレットの配布を行っている。
伝統産業の振興では、風呂敷など京都ならではの物産の販売を一部店舗で始める。子育て支援では、企業主導型の保育事業所開園を検討する。高齢者や障害者支援では、高齢者の雇用、見守り活動を進めるとともに、特殊詐欺防止活動を展開、一部店舗で障害者による芸術作品の販売を始める。
環境配慮の取り組みでは、既に35店に設置されている太陽光パネルを他店にも取り付けていく。店の照明は225店、看板は224店、サインポールは189店が既にLED(発光ダイオード)になっているが、残る店への切り替えを促進する。
さらに、明治150年記念商品として「京都姫牛の牛しぐれ(山椒入り)」と題したおにぎり、宇治抹茶を使用したスイーツパン「宇治抹茶ホイップデニッシュ」、京都産紅茶で入れたロイヤルミルクティーをシュークリームに入れた「ロイヤルミルクティーシュー」の3商品を、16日から京都府内の340店で販売する。販売期間はいずれも約3週間を予定している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)