ぼっち昼食が56%、平日の昼食スタイルは?

2018年3月14日 22:42

 マイボイスコムの調査によると、平日の昼食を食べる際に、栄養バランスよりも、早さや安さを重視している人が多いことが分かった。

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■ぼっち昼食は56%

 14日、インターネット調査などを手がけるマイボイスコムが、昼食に関するアンケート調査の結果を発表した。平日の昼食をテーマとしたこの調査は、2月1日~5日にインターネットを使って行われたもので、1万860人(男性5,817人、女性5,043人)から寄せられた結果を集計している。同様の調査は2015年などにも行われ、今回が5回目。

 平日の昼食を「1人で食べている」と答えた人は56.0%。前回調査の52.4%から3.6%増加し、調査回数とともに増加する傾向にある。以下、「職場の同僚・上司・部下」が20.8%(前回から-2.3%)、「家族」が20.3%(同-0.8%)、「友人」が1.1%(同-0.2%)などとなっている。

■様々な昼食スタイル

 昼食スタイル(複数回答可)で最も多かったのが、「自宅で自作」の38.6%。解説によると「女性30代以上では1位で、女性高年代層で比率が高い」とある。専業主婦や自営業には、このスタイルが多そうだ。

 以下、「コンビニで購入」が28.1%、「スーパーで購入」が22.5%、「ファーストフード以外の外食」が19.8%、「自宅で家族等が作ったもの」が14.7%、「自作の弁当」が15.3%、「ファーストフードの外食」が13.4%、「家族作の弁当」が12.9%などとなっている。解説によると、「コンビニで購入」が多かったのは30代以下の男性、「自作の弁当」は40代以下の女性に多く、60・70代の男性は「自宅で家族等が作ったもの」が多かったとある。

■昼食で重視する時間

 昼食メニューの重視点で最も多かった回答が、「時間をかけずに食べられる」の40.6%(前回比-0.2%)。以下、「安くすませられる」が39.0%(同-3.2%)、「栄養バランスがよい」が25.9%(同+0.9%)、「出来上がりまでの時間が早い」が25.7%(同-0.8%)、「好きなもの・食べたいもの」が21.5%(同+1.7%)、「家にあるもの」が20.0%(同-1.7%)、「健康への配慮」が15.1%(同+0.6%)などとなっている。

 具体的に時間を尋ねた質問では、「15分未満」の答えが約半数、「15分~30分未満」が約35%。もっとも、食べる人数により違いがあり、1人で食べる人は「10分~15分未満」が、他の人と食べる人は「15分~30分未満」が最も多かった。

■昼食にかける金額

 昼食の平均予算は、「100円以上~300円未満」と「300円以上~500円未満」が、どちらも3割強とのこと。「300円未満で何を食べるのだろう」と思うかもしれないが、「100円以上~300円未満」と答えた人は「自宅で自作」する人が多い。

 また、店などで購入したり、デリバリーを利用したりする人の予算は、「300円以上~500円未満」が多く、「ファーストフード以外の外食」のスタイルでは、「700円以上~1000円未満」が平均予算となる。

■より早くより安くの方向か

 今後も1人昼食が増えるとすれば、昼食にかけるお金も時間も少なくなる方向へと進みそうだ。しかしながら、外食産業では原材料費の値上がりや人手不足などで、値上げするところが増えている。

 変わらず500円ランチで頑張っている外食チェーンなどもあるものの、そうした店での外食から、スーパーなどでの購入や弁当を持参する人が増えて行くのかもしれない。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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