窒素酸化物の影響で死亡は年間6000人、100万人が健康被害か 独で調査
2018年3月14日 10:39
欧州で話題となっている自動車の排ガス関連問題だが、自動車から排出される二酸化窒素などの窒素酸化物(NOx)によって年間約6000人もの死亡者が出ているという報告書がドイツで発表された(AFP、ロイター、Guardian、Automotive News Europe)。
この発表はドイツのFederal Environmental Agencyによるもので、また年間100万人がNOxによって体調を崩しているとも述べているようだ。
欧州では二酸化炭素排出量の削減を目指しており、そのため燃費向上や二酸化炭素排出量が少ないとされるディーゼル車が推進される状況になっていた(Wedge)。しかしディーゼルエンジンは窒素酸化物や粒子状物質といった汚染物質を排出しやすいというデメリットもあり、安易にディーゼル車を推進してきた自動車メーカーが批判されている。