古代ローマの謎「地獄の門」で動物が死ぬ原因が解明
2018年3月14日 17:10
トルコにある世界遺産「ヒエラポリス」にある洞窟「プルトニウム」は、足を踏み入れた動物が次々と死んでいくことから「地獄の門」などと呼ばれているという。民間伝承ではこの洞窟は「死の息」を吐き出していると言われていたが、実際のところは洞窟の奥深くには高濃度の二酸化炭素が放出されており、それが原因で動物が死んでいくことが分かったそうd(CNN)。
ガス分析装置で調査したところ、洞窟入り口の二酸化炭素濃度は4~53%で、内部では91%にも達するという。二酸化炭素は空気よりも重いため地表近くに溜まることから、人間よりも地表近くの空気をより吸い込みやすい動物への影響が大きいようだ。