ドローンの映像を傍受し撮影対象を解析するシステム、イスラエルで開発
2018年3月7日 22:54
イスラエルの研究グループが、ドローンの撮影した映像を傍受してその対象を解析するシステムを開発したそうだ(WIRED)。この技術を利用すれば、ドローンの接近を検知したり、近隣の施設が監視されていないかどうかを調べることができるという。
原理としては、検知したい施設などに特定のマーカーやパターンを印刷・設置しておき、ドローンが行う無線通信を傍受してそのパターンが映像に含まれていないかを調べるというものだそうだ。動画を圧縮する際には前フレームとの差分情報を利用することが一般的だが、この性質を利用することで通信経路が暗号化されていても映像内容を分析できるという。
暗号化されたストリーム経由で送信される動画の内容を分析する手法は2017年にすでに開発されており、たとえばHTTPSでストリーミングされる動画配信サイトのトラフィックからどの動画を見ているかを検知する、といったことが可能だという(IEEE Spectrum)。