【銘柄フラッシュ】エルナーが急伸しアイレックスなど「5G」銘柄も軒並み高い

2018年2月28日 06:00

 27日は、東証1部の値上がり率1位にサイバーコム<3852>(東1)が入り、スペインで26日開幕した通信機器の総合展「モバイル・ワールド・コングレス」を機に「5G」(第5世代移動通信システム)に関する銘柄への注目が再燃したとされて後場の売買からストップ高の22.8%高に張り付いて推移。

 2位のワコム<6727>(東1)は第3四半期の大幅増益を受け、クレディ・スイス証券が26日付で目標株価をそれまでの260円から一挙に600円まで引き上げたと伝えられ11.8%高。

 3位は山洋電気<6516>(東1)の9.1%高となり、IFRS(国際会計基準)に移行する2018年3月期から利益が大きくなるとされ期待が再燃したようで出直りを拡大。

 エルナー<6972>(東2)は太陽誘電<6976>(東1)との資本業務提携、第三者割当による新株式発行などの発表が好感されて28.2%高。平和紙業<9929>(東2)は「ニンテンドースイッチ」のコントローラーと特殊紙製の工作物とを連携させる新たなゲームに関連するとの見方により1月下旬から2月初に急騰した相場が再燃とされて大きく出直りストップ高の16.0%高。理経<8226>(東2)は「5G」関連に加えてミサイル防衛システム関連との見方もあり大引けは2.9%高だが罫線は上値を試す足の見方。

 メディアシーク<4824>(東マ)はメガバンク各行が「QRコード決済」の実現に向けた規格統一に向けて連携と伝えられたことを受けて連想が波及したとされ、イスラエル企業との協業も期待材料として再燃とされて大きく出直りストップ高の19.0%高。ビリングシステム<3623>(東マ)もQRコード関連株と位置づけられ、連想が波及したとされてストップ高の14.2%高。アイリッジ<3917>(東マ)は電子通貨アプリなどが注目され、連想が波及したとされ6.1%高。

 アイレックス<6944>(JQS)は「5G」関連株人気が再燃とされて前場から動意が強く後場遂にストップ高の36.2%高。ネクストジェン<3842>(JQG)も「5G」関連株と位置づけられて人気化し後場ほとんどストップ高の19.6%高に張り付いて推移した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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