ホンダ、豊和工、日東化工など/本日の注目個別銘柄

2018年2月21日 16:23


<7274> ショーワ 1704 +228急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、投資判断を「Neutral」から「Overweight」、目標株価も1350円から1900円に引き上げた。想定を上回る製品ミックス及び生産性向上による収益性改善を評価しているようだ。また、足元の収益モメンタム改善が来19.3期も続くとすると、予想PERは約6倍と割安感が強いと指摘。ガススプリングの大型リコールがほぼ終息したとみられる点も安心材料と。

<6203> 豊和工 1671 +135大幅続伸。防衛省は20日、北海道周辺から沖縄県周辺の空域をロシア軍の爆撃機2機が往復し、自衛隊の戦闘機が緊急発進したと発表。また、北朝鮮船籍のタンカーと船籍不明の小型船が東シナ海の公海上で、物資の積み替えを行った疑いがあるとも公表。足元では、一部メディアが「米空母6隻が朝鮮半島近海に集結しつつある」と報じるなど、地政学リスクへの警戒感が台頭しており、同社など防衛関連銘柄に関心が再燃。

<4506> 大日住薬 1599 -120大幅反落。クレディ・スイス証券は、投資評価を「NEUTRAL」から「UNDERPERFORM」に格下げした(目標株価1500円継続)。特許侵害訴訟提起で19年3月期以降のラツーダの米国売上げが維持されるとの観測で株価が上昇したと思われるが、ジェネリック参入をブロックするのに十分かは不明と指摘。業績はパテント・クリフに突入するという見方は変わらず、株価は下方への水準訂正可能性が高いと見ている。

<2767> フィールズ 1132 -63急反落。通期見通しの修正を発表。営業損益を10.00-20.00億円の黒字計画から一転して60.0億円の赤字に下方修正した。「風適法施行規則改正」の公布・施行影響等もあり、第4四半期(1-3月)に販売を予定していた大型タイトルを含む複数機種の型式試験の結果交付が現時点でなされておらず、今期中の販売及び売上計上が困難であると判断。通期販売台数計画を27万台から19万台に引き下げたことが背景に。

<4587> PD 4710 +356営業日続伸で1月30日以来の最高値を更新。直近では野村証券が投資評価「Buy」を据え置き、目標株価を3,920円から5,000円に引き上げている。Bayerの共同研究開発契約条件等、同社のパイプライン価値を推定できる材料が集まり、特殊ペプチドを用いた開発プロジェクトが目指す製品価値の前提を引き上げたようである。

<7267> ホンダ 3847 +62反発。クレディ・スイス証券では投資評価を「Neutral」から「OUTPERFORM」に引き上げ、目標株価を3800円から4800円に増額している。自動車の2大市場である北米/中国の減速によりグローバル需要の鈍化が避けられない中、持続的な成長が可能である点を再評価しているようだ。

<5104> 日東化工 789 +443日続伸。リバウンド基調が強まり、上値抵抗の25日線を捉えている。大阪ソーダは19日、同社の株式30%強を取得すると発表。三菱ケミカルが持つ株式の議決権所有割合36.3%のうち31.3%を譲り受け、大阪ソーダの持ち分法適用会社となる。

<5801> 古河電工 5870 +1603日続伸で25日線を捉えてきている。グループの岡野電線は耐久性にに優れる光ファイバーケーブルを細く軽量化した「極細径ロボ・バウアー」の販売を始めた。産業用ロボットや半導体製造装置などのメーカー向けに販売する。

<4205> 日ゼオン 1592 +38反発。ジェフリーズ証券では投資評価を「HOLD」から「BUY」に格上げし、目標株価を1850円から1950円に引き上げている。電池向けバインダー、合成香料、特殊ゴム(HNBR)の見通しを上方改定したようである。株価は25日線のほか、一目均衡表の雲下限を捉えている。《DM》

関連記事

最新記事