「ありがとうローマ人!」阿部寛が台湾地震に1000万円を寄付
2018年2月14日 07:01
台湾東部の花蓮市で今月6日に起きた地震は、多くのホテルや建物が倒壊するなど、甚大な被害を与えた。
俳優・阿部寛が8日、台湾のイベントで1000万円を寄付すると発表。台湾全土からは「ありがとう!」「さすが」など賞賛と感謝の声が殺到する中、なぜか「ありがとうローマ人!」が多数寄せられたことで、日本でも大きな話題となっている。
■台湾地震に1000万円の寄付で現地からは感謝の声が!
台湾東部・花蓮県沖で2月6日23時50分頃(日本時間の7日)、マグニチュード6.4の地震が発生。10日までに17人の死亡が確認された。
その台湾で8日、日本の俳優・阿部寛(53歳)が地震のために、1000万円(=270万台湾元)を寄付することを、イベントでの会見終了後に司会者を通じて発表した。阿部は台湾で開催されるイベントに参加するため、地震が発生した6日から滞在。地震当日は台北市内に宿泊していたという。
この寄付金額は、発表時点で台湾のどの芸能人の寄付金よりも多かったため、会場にいたマスコミを驚かせた。また男気あふれる阿部のこの行動に対して、台湾全土からは賞賛と感謝の声で騒然としたと、現地メディア「アップルデイリー(蘋果日報)」などが報じている。
■ところで「ありがとうローマ人」とは一体?
1000万円の寄付を表明した阿部に対し、現地では「ありがとう!」「さすが」「感謝します」などとの声が寄せられたが、その中になぜか「ありがとうローマ人!」が多数含まれていたという。
実はこの「ありがとうローマ人!」とは、阿部が主演を努めた映画『テルマエ・ロマエ』にちなんだもの。『テルマエ・ロマエ』とはヤマザキマリ原作の、古代ローマ人・ルシウスを主人公にする"風呂"をテーマとしたコメディ漫画。日本人でありながら阿部らキャスト陣はその"濃い"顔で古代ローマ人を演じ、漫画の実写化は失敗するとのジンクスを見事に覆し、2012年の第1作に続き2014年の続編と、本作は大ヒット作品となっている。
今回の地震で被害を受けた台湾でも、映画『テルマエ・ロマエ』は大ヒットしたことから「ありがとうローマ人(謝謝羅馬人)」と、阿部を作中のローマ人に例えたコメントが寄せられたようだ。(記事:高塔・記事一覧を見る)