SUBARUとSTI、2018年度のモータースポーツ活動概要を発表
2018年2月13日 20:50
SUBARUと同社モータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)が、2018 年のSUBARUモータースポーツ活動参加概要について発表した。STI は今年、設立30 周年を迎え、SUBARU車をベースとしたコンプリートカーの生産とモータースポーツへの挑戦をふたつの柱に掲げて積極的に取り組み、存在感のある企業を目指すとした。
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まず、日本国内最高峰のモータースポーツカテゴリーであるSUPER GT のGT300 クラスに、SUBARU BRZ GT300 で参戦する。チーム総監督はSTI の渋谷真プロジェクトゼネラルマネージャーが務め、チーム運営は神奈川県平塚市の「R&D SPORT」(代表:本島伸次氏)が担当する。ドライバーは昨年に引き続き井口卓人選手と山内英輝選手の2名体制で臨む。
2018 年の参戦車両は、水平対向ボクサーエンジンの燃焼効率の改善、空力特性、ブレーキ熱容量の向上、タイヤ接地効率の改良などを施し、悲願のシリーズ優勝を狙う。
また、2008 年から11 年連続の参戦となる第46 回ニュルブルクリンク24 時間耐久レース(ドイツ・プファルツ州アイフェル、5 月10日~13日)に、SUBARU WRX STI で参戦し、SP3Tクラスで5度目のクラス優勝を目指す。
チーム監督はSTI の辰己英治氏が務め、チーム運営はSTI エンジニアと全国のスバル特約店から選抜されたメカニックが行なう。
ドライバーは昨年に引き続き、カルロ・ヴァンダム選手(オランダ)、ティム・シュリック選手(ドイツ)、山内英輝選手(日本)に加え、新たにSUPER GT ドライバーの井口卓人選手を加えた4 名体制で臨む。
2018 年の参戦車両は、エンジン出力特性の向上、パドルシフトの継続使用、ギヤ比の最適化、ブレーキ大径化など、すべての面での信頼性向上に主眼を置いた改良を施し、昨年リタイヤの雪辱を果たすとしている。
なお、GAZOO Racing 86/BRZワンメイクレースの各イベントにも、STI がサービスチームを派遣し、SUBARUユーザーのサポートを実施する予定だ。(編集担当:吉田恒)