マツダ、新型CX-5に初の気筒休止エンジンを搭載
2018年2月13日 11:41
マツダは8日、同社を代表するSUV「CX-5」を改良し3月8日に発売すると発表した。
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CX-5は2012年2月16日に発売されたSUV。上質な乗り心地を実現した高機能の「SKYACTIVシャシー」に安定したコントロールと衝突安全性能を飛躍的に向上させた軽くて剛性の高い「SKYACTIVボディ」を採用。「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面的に採用した初めての車であり、マツダの看板車といってもおかしくない存在である。
今回の改良で注目してほしいポイントはエンジンだ。CX-5に搭載している「SKYACTIV-G 2.0」「SKYACTIV-G 2.5」へ耐ノック性を高める「エッジカットピストン」にピストンスカート部の形状を最適化し、機械抵抗を減らす「低抵抗ピストン」など新技術を採用。加えて、「SKYACTIV-G2.5」には気筒休止技術を初めて採用。ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」には少量の燃料を複数回に分けて高圧で噴射する急速多段燃焼を採用した。これらの技術のおかげで燃費と走行性能が向上した。
今回の改良では、ガソリンエンジン車では4気筒のうち2気筒を休ませることで高速道路やバイパスなど一定の速度で走る際の燃費向上が、ディーゼルエンジン車では大人数で乗車している時や荷物を載せている状態で今までより優れた快適な走りと燃費の向上が期待出来る。エンジン以外にも360度ビューモニターをメーカーセットオプションとして設定。車体の前後左右にある4つのカメラで映し出される映像を走行状況に応じて切り替えて、センターディスプレイに表示し、死角や障害物との距離を目で確認できるようになり素早く危険認知をサポートするという優れもののオプション。
価格はガソリンモデルが249万4800円~321万3000円、ディーゼルモデルが280万8000円~352万6200円(いずれも税込)。