足元の相場展開

2018年2月2日 22:35


*22:35JST 足元の相場展開
 欧米諸国の長期債利回りはさらに上昇する可能性があることから、債券先物は節目の150円を下回る可能性がある。8日に行われる30年国債入札が低調な結果となった場合、長期債の利回り水準は再び0.10%近辺まで上昇するとみられる。日本銀行による指値オペ通知で長期債利回りの上昇は抑制されるものの、20年債と30年債の利回り水準は高止まりする可能性がある。

 債券先物は主に150円台前半で推移か。為替相場が円安方向に振れた場合、債券先物は150円近辺まで下落する展開が予想される。欧米諸国の長期金利上昇や株高も売り材料になるが、日銀が指値オペを実施し、10年債利回りの上限を0.1%近辺にとどめる姿勢を明確に示した場合、債券先物は150円台半ば近辺まで戻す可能性がある。《MK》

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