花粉や臭いを水に分解するハイドロ銀チタン、ミズノがスポーツウエアで採用
2018年2月1日 12:22
ミズノは1月29日、花粉や臭いの原因を分解するハイドロ銀チタンを活用したスポーツウエアや周辺アイテムを2月10日に、全国のミズノ品取扱店及びミズノ公式オンラインショップで発売すると発表した。
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ハイドロ銀チタンテクノロジーは、DR.C医薬が開発したハイドロ銀チタンにより花粉やカビ、臭いの原因となるタンパク質などを水に変えるクリーンな技術だ。ミズノは2017年3月に第一弾として各種タオルを発売したが、今回はスポーツウエアやフェイスガード、キャップなどの周辺に展開する。
●ハイドロ銀チタンとは
ハイドロ銀チタンは、DR.C医薬が開発したタンパク質を分解する新素材だ。花粉・ハウスダスト・カビ等のタンパク質や、汗・ニオイ・不衛生タンパク質を分解して水に変えるというクリーン技術である。
ハイドロ銀チタンを用いた「花粉を水に変えるマスク」をDR.C医薬が販売する一方、各社とコラボレーション製品を共同開発している。
これから花粉が猛威をふるう季節、「花粉を水に変えるマスク」は花粉症の人達には朗報の技術であろうか。価格は、1袋3枚入りで1,000円(税別)である。
●安全性試験一覧
DR.C医薬では安全性試験項目、検査機関、試験内容、および試験結果を公表。安全評価基準をクリアし、人に無害で安全であるという。検査内容は以下の通りである。
・ラットにハイドロ銀チタン触媒を飲ませて経過を監視する試験
・人の皮膚にハイドロ銀チタン触媒を加工した繊維製品を接触。経過監視する試験
・ウサギの皮膚に抗菌タオルを4時間閉塞貼り付け。刺激性を確認する試験
・ハイドロ銀チタン触媒を加工した繊維製品から出るホルマリン量の測定試験
・ハイドロ銀チタン触媒の発がん性の有無を確認する試験
・ハイドロ銀チタン触媒から毒性のある溶出物が出ているかを確認する試験
・モルモットの皮膚にハイドロ銀チタン触媒を接触。経過を観察する試験
●花粉やカビ対策(DR.C医薬、ハイドロ銀チタン)のテクノロジー
花粉・ハウスダスト・カビ等のタンパク質や、汗・ニオイ・不衛生タンパク質を分解して水に変えるというクリーン技術である。
一社で技術を独占するのではなく、「ハイドロ銀チタンで未来をつくるプロジェクト」を昨年の2月に発足。人々の健康を守る製品群を世の中に届けていく企業連合活動としているのが特長である。(記事:小池豊・記事一覧を見る)