【注目銘柄】ウィルグループは上場来高値更新の展開、18年3月期予想は増額の可能性
2018年1月30日 16:21
ウィルグループ<6089>(東1)に注目したい。セールスアウトソーシング事業、コールセンターアウトソーシング事業、ファクトリーアウトソーシング事業などの人材サービスを展開している。18年3月増収増益予想である。そして増額の可能性が高いだろう。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期増収増益予想で増額の可能性
18年3月期連結業績予想は売上高が17年3月期比23.8%増の750億円、営業利益が14.6%増の22億50百万円、経常利益が13.6%増の22億50百万円、純利益が8.8%増の11億円としている。需要が高水準に推移して増収増益予想である。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比31.1%増の365億43百万円、営業利益が2.2倍の12億99百万円、経常利益が2.2倍の12億99百万円、純利益が2.3倍の6億51百万円だった。計画超の大幅増収増益だった。
主力のセールスアウトソーシング事業が10.8%増収、コールセンターアウトソーシング事業が10.6%増収、ファクトリーアウトソーシング事業が17.5%増収と順調に推移した。M&A効果も寄与した。利益面では既存取引先との契約条件見直し、業務請負案件の受注拡大なども寄与した。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.7%、営業利益が57.7%、経常利益が57.7%、純利益が59.2%と高水準である。期初時点で下期偏重の計画だったことも考慮すれば、通期予想は増額の可能性が高いだろう。
■株価は上場来高値更新の展開、好業績評価して上値試す
株価は上場来高値更新の展開で本日1月30日は2040円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)