【株式評論家の視点】鎌倉新書は「いい葬儀」が顧客満足度調査No.1、押し目買い優位に上昇トレンド続く
2018年1月30日 10:15
鎌倉新書<6184>(東1)は、2017年7月21日東京証券取引所マザーズ市場から同取引所市場第一部へ市場変更。ライフエンディングサービス事業とライフエンディング関連書籍出版事業を行っている。1984年の創業以来、一貫して顧客が本当に求めている情報を提供することを目的にサービスを提供している。
ライフエンディングサービス事業では、全国の葬儀社・斎場・火葬場選びのポータルサイト「いい葬儀」、全国のお仏壇・仏具・仏壇店選びのポータルサイト「いい仏壇」、全国の霊園・墓地・お墓選びのポータルサイト「いいお墓」、終活に纏わる相談受付窓口のポータルサイト「セラヴィ」を運営している。2017年12月12日に発表した株式会社アイディエーション調べの「葬儀検索サイト顧客満足度調査」において同社サービス「いい葬儀」が総合満足度でNo.1を獲得している。
2018年1月期第3四半期業績実績は、売上高12億5000万円(前年同期比26.5%増)、 営業利益2億8400万円(同12.0%増)、経常利益2億5100万円(同0.5%増)、純利益1億7500万円(同11.4%増)に着地。月間紹介数・成約数・売上高ともに過去最高を更新。全てのサービスで順調に成長しているが、特に葬祭事業の第3四半期は第2四半期の対前年同四半期成長率と比較して22%増から34%増と成長が加速している。
18年1月期業績予想は、売上高17億円(前期比27.6%増)、営業利益4億2000万円(同28.3%増)、経常利益4億円(同23.6%増)、純利益2億5500万円(同23.6%増)と連続最高益更新を見込む。年間配当予想は、無配を予定としている。
株価は、2月20日につけた昨年来の安値938円から1月26日に昨年来の高値2339円と上昇している。成長を加速するため葬祭事業責任者に元Rakuten.comのプレジデントを招聘し、マネージャー陣の補強を行い、売上、紹介数、成約数など過去最高を更新し、成長率が明らかに上向きに変化していることを評価した買いが継続している。3月10日前後に予定される本決算の発表において中長期戦略を明らかにする予定で、高い成長が続く見通し。月足では9か月移動平均線がサポートしており、押し目買い優位に上昇トレンドが続くと予想する。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)