無料救命アプリ「コエイド119」抽選で3万円プレゼント 1月31日まで

2018年1月29日 21:20

 119番通報の無料人命救助アプリ「Coaido119(コエイド119)」が、利用者登録で最大3万円の商品券が当たるプレゼントキャンペーンと、TwitterリツイートでAmazonギフト券1万円が当たるキャンペーンを1月31日まで実施中だ。「Coaido119」とは、アプリを通して119番通報をしながら周辺にいる「Coaido119」受信登録済みのユーザーやAED設置施設の固定電話にSOSを発信し、救急車が到着するまでの間に周辺に存在する医療関係者や資格者の助けを得られるアプリ。現在、豊島区で実証実験をおこなっている。

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■救急車が来るまでの間に生存率を高める119番アプリとは

 「Coaido119」は救命率を上げるために開発された人命救助アプリ。現在、病院外で突然の心停止が起きても約9割が救急処置が間に合わず、年間7万人以上が心肺停止により命を落としている。心停止の場合、救命率は1分ごとに約10%低下するため、救うには心肺蘇生とAEDでの早期電気ショックが必要だが、全国の救急車到着平均時間は約8.6分であり、救急車の到着を待っていると命を落としてしまうのが現状だ。また、心肺停止時にAEDで電気ショックができたケースは約4%しかなく緊急情報をいかに共有できるかが課題となっていた。

 これらの問題を解決すべく、Coaidoがアプリ「Coaido119」をリリース。利用できる端末は今のところiPhoneのみだが、アプリをインストールして実名登録すれば誰でも無料で使えるようになる。助けが欲しいときにこのアプリを使うと119番への緊急通報、公共病院紹介サービス#7119等にワンタッチで電話が可能になるだけでなく、周辺の救命資格者やAED設置施設に「AEDエリアコール」を通して連絡がいく仕組みだ。なお、SOSを受信するボランティアの登録には「消防機関の普通救命講習を始めとした各種救命講習資格および、医療系国家資格等の救命資格保有」という条件が付く。

 「Coaido119」は現時点では全国のiPhone所有者が利用者登録と訓練モードを使用でき、SOS発信機能は豊島区で使用できる。2月には全国で使えるよう準備中とのこと。2020年の東京五輪では観光客の増加や交通渋滞が懸念され、救急搬送システムが機能しなくなる恐れが指摘されている。「Coaido119」は少しでも救命率を高めるための有効手段として期待される。

■データ通信のみのスマホ利用は非推奨、119番ができる電話を

 気になる点として、通話ができないデータ通信のみの格安スマホ等でこのアプリは利用できるのかを問い合わせたところ「使用できないわけではないが非推奨」とのこと。AEDエリアコールはSOS発信時に、その周辺の事前登録したAED設置施設の加入電話にサーバーから電話がかかる仕組みのためデータ通信のみでも動作はする。しかしAEDエリアコールは119番をするわけではなく、発信者が119番をしなければ救急搬送ができず結果的に助からないため、積極的に推奨しないという。

 また、同じiOS端末でもiPadはSOS送受信は可能だがiPod touchは電話でないため動作確認はしておらず、いずれにせよどちらも利用は推奨できない。このアプリさえ入れておけばデータ通信のみでも119番ができるというわけではないので注意が必要だ。

■アプリの新規利用者登録、TwitterRTでプレゼントキャンペーン

 プレゼントキャンペーンは1月31日まで、App Storeから「Coaido119」をダウンロードし起動、利用者登録をしたのち「豊島区内でアプリを起動」すると、抽選で商品券が1名に30,000円、Amazonギフト券が5名に5,000円、10名に1,000円当たる。またCoaidoの公式Twitterアカウントをフォローし「#新しい119始まる」が入った指定されたツイートをRTすることで、抽選で1名に10,000円のAmazonギフト券が当たる。こちらはアプリのインストールや起動は必要ないため誰でも参加できる。

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