【注目銘柄】シンデン・ハイテックスは17年11月高値に接近、18年3月期予想は再増額の可能性
2018年1月28日 08:50
シンデン・ハイテックス<3131>(JQ)に注目したい。液晶・半導体の専門商社で、韓国LGディスプレー社やSKハイニックス社の製品取り扱いを主力としている。18年3月期大幅増益・増配予想で、再増額の可能性が高いだろう。株価は戻り歩調で17年11月の上場来高値に背金している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期大幅増益・増配予想
18年3月期連結業績予想(10月25日に増額修正)は、売上高が17年3月期比15.2%増の512億円、営業利益が49.1%増の12億50百万円、経常利益が2.1倍の10億50百万円、純利益が93.2%増の7億円としている。半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増収増益予想である。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比25.0%増収で、営業利益、経常利益、純利益とも黒字化した。半導体分野や電子機器分野が好調に推移し、その他分野におけるバッテリ・周辺機器の新規ビジネスの立ち上がりも寄与した。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.7%、営業利益が67.1%、経常利益が70.1%、純利益が71.7%と高水準である。通期会社予想に再増額の可能性が高いだろう。
なお配当予想(11月20日に増額修正)は、40円増配の年間130円(期末一括)としている。
■株価は戻り歩調で17年11月高値に接近
株価は17年11月20日発表の公募増資を嫌気して急反落したが、3500円近辺から切り返して戻り歩調だ。1月23日には4475円まで上伸した。そして17年11月の上場来高値4885円に接近している。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)