Jリーグ、J1とJ2の入れ替え方式が変更に

2018年1月5日 06:57

■現状の入れ替え方式

 2018年シーズンからJ1とJ2の入れ替え方式が変わる。今まではJ1のチームの16、17、18位がJ2に降格し、J2の1位、2位が自動昇格、3位~6位のチームが昇格プレーオフを行っていた。J2の昇格プレーオフはシーズン中の順位により優位性を持たせるよう、3位対6位、4位対5位のチームが試合を行い、仮にその試合で引き分けだったとしても上位だったチームが決勝戦へ駒を進めることができた。そして仮に決勝戦が引き分けだった場合でも、順位が上位のチームがJ1昇格を果たしていた。
 なお、J1ライセンスが付与されていないチームが6位以内に入った場合は、J1参入プレーオフに出場する権利は与えられていなかった。

■2018シーズンの入れ替え方式

 2018シーズンからは、J1で16位のチームがJ1参入プレーオフ(もっともJ1にいる場合は参入ではなく残留ということになる訳だが)に組み込まれる。もしJ2で3~6位のチームすべてがJ1ライセンス取得チームであればこれまで同様シーズン3位対6位、4位対5位を行う。ルールも同様で引き分けた際には上位チームが次に駒を進める。そしてこの4チームの中で1位となったチームがJ1で16位のチームとの入替戦を行うこととなる。

 しかもこの試合でも「引き分けであればJ1で16位のチームがJ1残留」というルールが適用される。さらに試合はすべて上位のチームのホームグラウンド、最終戦はJ1で16位のチームのホームグラウンドで行われるため、J2で2位以内に入らなければ昇格のハードルが上がることは言うまでもない。

■J1ライセンスが付与されていないチーム

 J1で16位になったチームは、自動降格がなくなり残留の可能性ができるわけだが、もしJ2のチームでJ1のライセンスを持っていないチームが3位~6位に入れば試合数が少ないままでJ1の16位のチームに挑戦することができる。

 J1ライセンスを持たないチームがJ2の1位~6位になっても、自動昇格やプレーオフへの進出ができないのはこれまでと同様だ。このライセンスだが、J1とJ2での一番の違いはホームスタジアムの収容人数だ。J2は1万人以上観客を収容できればいいのに対し、J1の場合は1万5,000人以上収容できなければいけない。なお、2018シーズン、J2を戦うチームでJ1のライセンスを取得していないチームは水戸ホーリーホック、FC町田ゼルビア、カマタマーレ讃岐の3チームである。

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