【注目銘柄】ナガワは高値圏で堅調、18年3月期予想は増額の可能性
2018年1月4日 12:50
ナガワ<9663>(東1)に注目したい。ユニットハウスの大手である。需要が高水準であり、18年3月期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は高値圏で堅調だ。上値を試す展開が期待される。
■18年3月期予想は増額の可能性
18年3月期の連結業績予想は売上高が17年3月期比7.2%増の290億円、営業利益が8.3%増の44億円、経常利益が5.4%増の46億円、そして純利益が3.0%減の27億50百万円としている。首都圏工事や災害地復旧・復興工事関連が増勢である。
第2四半期累計は売上高が前年同期比2.2%増収、営業利益が20.5%増益、経常利益が20.0%増益、純利益が18.8%増益だった。計画超の増益だった。ユニットハウス事業は特需の反動で微減収だったが、利益面では販売の粗利益率上昇やレンタルの稼働率向上が寄与した。モジュール・システム建築事業も大幅増収効果で営業損益が改善した。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が44.6%、営業利益が48.0%、経常利益が47.9%、純利益が51.2%である。下期の構成比が高い収益特性を考慮すれば高水準である。第2四半期累計の利益が計画超であり、通期会社予想も増額の可能性が高いだろう。
なお12月26日、第三者割当(住友不動産、横河ブリッジホールディングス、丸全昭和運輸)による自己株式処分(19万3600株)を発表している。協業のさらなる発展や事業基盤構築を目的として、株式を相互に保有して関係を強化する。
■株価は高値圏で堅調
株価は12月4日に5000円まで上伸し、16年1月4890円を突破した。その後も高値圏で堅調に推移している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)