JR東、宇都宮駅で「新春書き初め」開催 訪日外国人にも体験提供
2018年1月3日 05:46
JR東日本・大宮支社では1月7日、宇都宮駅で「新春書き初め」を開催する。これは昨年も行われたイベントで、宇都宮駅の利用客を対象に、「一年の計は元旦にあり」のことわざになぞられ、新年を迎えての目標や抱負などを書道で自由に書いてもらおうというもの。また、訪日外国人の利用客にも、日本での思い出作りのひとつとして、日本文化の一つである「書道」を体験してもらおうとするものだ。
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今年の元旦は日曜日にあたり、幕の内を過ぎての最初の日曜日が7日、七草がゆの日にあたることから、新春の雰囲気覚めやらぬ間に、同駅を訪問した人を対象に考えだした新春イベント。
宇都宮は近年サイクリングで観光客を誘致する動きが加速しており、年間を通してロードレース大会が開かれるなど、自転車をメーンとした集客に力を入れている。宇都宮市役所のWebサイトはサイクリストをかたどった扉文字などで装飾されていることからも、力の入れようがわかるだろう。
1992年からはUCI(国際自転車競技連合)公認の国際レースとしてジャパンカップが開催されるようになった。本コースは現在ワンデイ・レースとしてはアジアで唯一、最上位カテゴリーのオークラスレース(超クラスレース)となっており、本場ヨーロッパのツール・ド・フランスなどに出場するトップアスリートなど、世界の第一線で活躍するプロ選手と日本のトッププロを間近で見られる日本で唯一の大会でもある。
このように国際大会が開催できる強みを生かし、自転車が文化となっているヨーロッパや北欧の訪日外国人が同市を訪れたときでも、自転車で市内もしくは県内をまわって観光できる点を強くアピールしている。訪日外国人の誘致に関しては別途補助金制度などを設けるほどの力の要れようだ。
今回のイベントでは日本人に限らず訪日外国人も楽しく書道を楽しんでもらえるよう、テーブルに座ってしたためることができる。
さらに、イベントで書いてもらった「書き初め」については、2018年1月中旬頃を目途に日光線の車内にて掲出を予定している。
イベントは1月7日(日)11時30分頃から13時30分頃まで、宇都宮駅・改札内コンコース5番線ホーム階段付近で行う。(記事:M_imai・記事一覧を見る)