2018年“戌年”に関係する企業には何がある?
2018年1月2日 11:08
2108年の“戌年”に関係する企業を探してみると、東証2部上場の「ブルドックソース」、1886年設立の「陶榮」、創業1300年を迎える「善吾楼」などがある。
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■「犬」が社名につく企業
会社名に「犬」や「ドッグ」の企業を探すと、ペット関連の企業が多い。そうした中で、犬を社名やシンボルマークに取り入れ入れている企業に、東証2部上場の「ブルドックソース」がある。
同社サイトによると、ソース発祥の地であるイギリスでブルドッグが親しまれていることと、同社が創業した大正期にブルドッグがペットとして人気だったことから、この名前になったそうだ。
「ベッド」を「ベット」、「ハンドバッグ」を「ハンドバック」と言ってしまう人がいるように、「ドック」では船の建造施設となってしまうのだが、小学館「週刊ポスト」の記事によると「濁音が続く語感を避けるため」とのこと。
■戌年に設立した企業は?
東京商工リサーチが「"戌(いぬ)年”の法人は全国で17万155社」と発表している。これは同社のデータベースにある約270万社を対象に調査したもので、戌年設立の企業17万155社(6.2%)は、十二支の中で最も少ない数とのこと。ただし上場企業数は275社で8番目の多さとなっている。
戌年企業の中で最も古い会社は、愛知県で外装や床タイル・ブロックなどの製造販売を手掛ける「陶榮」で、1886年(明治19年)6月の設立。また滋賀県にある「琵琶湖汽船」も同年12月の設立だ。
その他の戌年企業として、三菱製紙(1898年、明治31年設立)、ソニー、京セラ(ともに1946年、昭和21年設立)、吉野家HD(1958年、昭和33年設立)、日本郵政(2006年、平成18年設立)などの社名が挙がっている。
■奈良時代に開業した旅館が1300歳に
東京商工リサーチでは「2018年(平成30年)に周年記念を迎える企業」も発表している。
2018年に創業1300年を迎えるのが、石川県にある旅館「法師」を経営する善吾楼だ。創業した718年は奈良時代にあたり、日本書紀などが編纂された頃と同時期になる。
次いで、創業700年となるのが群馬県で産業機械などを取り扱う小保方鋼機。創業当初の鎌倉時代には、地域の名主を務めるとともに、刃物や金物の製造を行っていたとのこと。
近代になると会社数もグッと増え、100周年を迎える1918年(大正7年)創業の企業には、パナソニック、トヨタ紡織、りそな銀行など1760社がある。(記事:県田勢・記事一覧を見る)