Suicaのオートチャージ、出場時にも可能に 利便性が拡大
2017年12月30日 11:53
JR東日本は、Suicaの利便性向上のため、2018年3月17日より、自動改札機入場時に加え、新たに自動改札機出場時でもSuicaオートチャージサービスを開始する。
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そもそもSuicaオートチャージサービスとはあらかじめ設定しておいた条件に基づき、ビューカード決済で自動的にSuicaに入金(チャージ)されるサービスで、利用料は無料だ。オートチャージは、首都圏・仙台・新潟のSuicaおよびPASMOエリア内で利用可能となっている。
これまでもオートチャージの利用価値が最も高いものは交通系の電子マネーとされていた。というのも、一般的な買い物に電子マネーを利用する場合、オートチャージの必要性はそこまでなく、残高が不足したら即現金で支払いができる。
しかし交通系電子マネーでは、残高不足に気が付かないと改札で止められてしまい、入場・出場ができず、後続の人にも迷惑をかける上に自分も恥ずかしい思いをしていた。再チャージのため次の行動や予定に大幅に支障をきたす可能性もある。
こうした意味からしても、交通系電子マネーには特にオートチャージの利用価値が高かったのだ。
今回の利便性向上に関してだが、出場時にオートチャージされる条件として、現在オートチャージ設定が設定されていれば、事前申し込みの必要なく出場時にもオートチャージされるほか、出場時に、運賃を精算した後の入金(チャージ)残額がオートチャージの設定金額を下回る場合は、1回のみオートチャージされるようになる。
さらにオートチャージをしても入金(チャージ)残額が精算額に満たない場合、オートチャージはされない。また、定期券区間を経由して、定期券区間外の駅相互間を利用した場合にも、出場時にオートチャージされないようになっている。
その他、Suica電子マネーによる買い物利用時にはオートチャージされず、Suica・PASMOエリア以外では、オートチャージサービスは利用できない。また、一部オートチャージできない駅・改札口があるほか、バスでもサービスは利用できない。
加えてオートチャージは、駅のATM「ビューアルッテ」で設定ができる。設定金額は1,000円以上10,000円以下で、1,000円単位の設定が可能となっている。(記事:M_imai・記事一覧を見る)