【業績でみる株価】SHIFTは上場来高値圏、18年6月期大幅増収増益予想
2017年12月14日 12:50
SHIFT<3697>(東マ)は、ソフトウェアのテストサービスや品質保証を主力としている。需要が旺盛であり、コスト管理体制強化なども寄与して、18年8月期大幅増収増益予想である。株価は上場来高値圏で堅調だ。
■ソフトウェアのテストサービスが主力
ソフトウェアのテストサービスや品質保証を主力として、関連コンサルティングなども展開している。17年6月期のセグメント別売上高構成比はエンタープライズ市場が84%、エンターテインメント市場が16%だった。注力領域である金融・流通業界向けが全社の成長を牽引している。
ソフトウェアテストサービスの国内潜在市場規模は5兆円規模と推定される。またテスト業務をアウトソーシングする流れが加速することが期待される。
■18年8月期大幅増収増益予想
18年8月期連結業績予想は売上高が17年8月期比46.8%増の120億円、営業利益が2.0倍の8億円、経常利益が81.6%増の8億円、純利益が2.4倍の5億円としている。需要が高水準に推移して大幅増収増益予想である。
エンタープライズ領域、エンターテインメント領域とも需要が拡大基調であり、人材採用などの戦略的投資を継続しながら、コスト管理体制強化などで収益性改善を促進する。子会社の収益改善も寄与して大幅増収増益予想である。
■株価は上場来高値圏で堅調
株価は11月21日の上場来高値3020円まで急伸した。その後は上げ一服の形だが高値圏で堅調に推移している。12月13日の終値は2854円、今期予想連結PERは約82倍、時価総額は約414億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)