2017年流行語大賞は「インスタ映え」「忖度」に決定!一方JC・JK流行語大賞は?
2017年12月2日 07:27
今年もっとも話題となった“言葉”を選ぶ「2017ユーキャン新語・流行語大賞」が、12月1日にユーキャン新語・流行語大賞事務局から発表された。
年間大賞には「インスタ映え」、「忖度(そんたく)」の2語が決定。トップテンには「35億」や「ひふみん」など、多くの人々に愛された言葉もランクインしている。
■今年を飾った10+αの“言葉”が集結!
師走はじめの風物詩となった“流行語大賞”だが、今年も12月1日17時に「2017ユーキャン新語・流行語大賞」が発表された。
年間大賞にはSNSなどで話題となった「インスタ映え」、そして森友・加計学園問題で何度も耳にした「忖度(そんたく)」が選ばれている。それぞれの受賞者側として出席したのは、女性ファッション雑誌「CanCam」の情報をインスタ投稿するインフルエンサー「CanCam it girl」、そして「忖度まんじゅう」を企画販売したヘソプロダクション代表取締役の稲本ミノル氏だ。
他トップテンに選ばれたのは以下の8語になる。
・お笑い芸人ブルゾンちえみの決め台詞「35億」
・全国瞬時警報システムの通称「Jアラート」
・睡眠不測が蓄積されていく「睡眠負債」
・引退した棋士・加藤一二三氏の愛称「ひふみん」
・虚構のニュース「フェイスニュース」
・月末の金曜は早めの退社をするキャンペーン「プレミアムフライデー」
・不祥事続きの自民党2回生議員を称した「魔の2回生」
・小池百合子都知事による「都民ファースト」などにも使われた「○○ファースト」
選考委員特別賞には男子陸上選手・桐生祥秀氏の「9.98(10秒の壁)」、ノミネートされてはいなかったが29連勝を成し遂げた藤井四段の「29連勝」が選ばれている。
■11月30日には「JC・JK流行語大賞」も発表!
「2017ユーキャン新語・流行語大賞」が発表された前日には、「JC・JK流行語大賞2017」も発表された。
こちらは女子大生社長の椎木里佳氏(20)を中心に、女子中高生向けのマーケティング支援などを手掛けるAMFなどにより選考され、今年初めて(部門別に)発表されている。
各部門は以下の通りだ。
《ヒト部門》
・紅白に出場予定のK-POPガールズグループ「TWICE」
・『仮面ライダードライブ』などで主演を演じた「竹内涼真」
・人気男性グループのユーチューバー「Fischer’s」
・2018年春から放映予定のNHK連続小説で主演が決まった女優「永野芽郁」
・元HKT48“ゆうこす”こと「菅本裕子」
《モノ部門》
・韓国料理「チーズタッカルビ」
・タイ発祥のアイスクリーム「ロールアイス」
・韓国のクリーム「ウユクリーム」
・ブランド“ZARA”の刺繍シャツ「刺繍ブラウス」
・指で回す玩具「ハンドスピナー」
《アプリ部門》
・写真や動画投稿を共有し、現在はライブ配信機能“ストーリー”が人気の「インスタグラム」
・スマフォ向けゲームアプリ「どうぶつの森 ポケットキャンプ」
・動画制作アプリ「musical(ミュージカリー)」と「Tik Tok(ティックトック)」
・“インスタ映え”とも言える食べ物撮影に特化したカメラアプリ「Foodie」
・学習管理SNS「Stydyplus」
《コトバ部門》
・“うれしみ”や“かなしみ”など語尾を“み”に置き換える「○○み」
・テレビ朝日系「報道ステーション」で使われる言葉「熱盛」
・まるで彼氏(彼女)が撮ったようなオフショット写真「彼女感(彼氏感)」
・“かわいい”や“おいしい”など感情の起伏を曖昧で感覚的に表現する「まん卍(まんじ)」
・失敗した時など語尾につける「ンゴ」
昨今の流行語大賞は知らない言葉が多いとされるが、大人にとってJC・JK(女子中学生・女子高生)のコトバは既に未知の領域かもしれない。(記事:高塔・記事一覧を見る)