湯浅政明新作アニメ『DEVILMAN crybaby』 般若ら著名ラッパーがキャストに
2017年11月26日 07:09
永井豪画業50周年プロジェクトの一つとして同氏の代表的マンガ『デビルマン』を、映画『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』で知られる湯浅政明が再アニメ化する『DEVILMAN crybaby』。そのメインビジュアル第3弾とPV第3弾、ならびに最新情報が公開された。以前よりNetflixでの全世界独占配信と予告されていたが、配信日は2018年1月5日に決まり、全10話が一挙配信となる。
■世界観を表した新メインビジュアルと新PV
公開されたメインビジュアル第3弾はキャラクターデザインを務めた倉島亜由美と、デビルデザインを務めた押山清高による共同制作。主人公・不動明と飛鳥了の出会いに始まり、デビルマンの目覚め、デビルマン対サタンのハルマゲドンまで一挙にすべてを描き切る。シレーヌやカイム、ジンメン、サイコジェニーなどデーモンたちが総出演した内容となっており、その中央で哀哭の表情を浮かべるデビルマンが印象的だ。
PV第3弾では、不動明と飛鳥了をはじめ各キャラクターたちが湯浅政明作品らしいエモーショナルな動きをみせているのが確認できる。また、デーモン族による人間界侵攻の様子をスマホや動画サイトを使って現在風にアレンジしているシーンがあり、過激なことで知られる原作ストーリーがどう再構成されるのか、非常に気になる内容となっている。
■主題歌と異色の追加キャストが発表
以上に加えて明らかとなった最新情報は配信日のほか2つ。1つは楽曲に関してで、主題歌が電気グルーヴの新曲「MAN HUMAN」に決定した。さらに第9話の特別エンディング曲には、石野卓球と七尾旅人のユニット“卓球と旅人”による「今夜だけ」が使用される。
2つ目は追加キャストである。ヒロイン・牧村美樹役に潘めぐみ、そのほか小清水亜美、田中敦子、小山力也、津田健太郎、木村昴といった実力派声優に加えて、ラッパーのKEN THE 390、YOUNG DAIS、般若や、ヒューマンビートボクサーのAFRAが起用されることがわかった。なかでも作中のラップ監修も務めるKEN THE 390は、本作がアニメーションとラップが融合した見たことのないような作品になっていると明言しており、彼らヒップホップアーティストのパフォーマンスが湯浅政明ワールドとどう交わるのか期待が膨らむ。(記事:矢尾新之介・記事一覧を見る)