小野寺防衛相、宮古島への陸自部隊配備「着実に進める」
2017年11月21日 19:01
小野寺五典防衛大臣は19日までの記者会見で、南西地域での自衛隊配備空白状況を早期に解消することは極めて重要との考えを述べ「宮古島への陸自部隊配備を着実に進めていきたい」とした。
そのため、沖縄本島から南西300キロメートルにある宮古島への陸自配備にむけ、旧千代田カントリークラブで計画している新駐屯地建設のための造成工事を20日にも始める意向だ。
小野寺大臣は「10月30日から現場の仮囲いや降雨時の濁水流出防止のための土のう設置等の準備工事を開始した。造成工事については土のう設置等が完了次第、着手する予定で、作業が順調に進めば20日以降、着手可能と考えている」とした。
小野寺大臣は「地元住民の皆様の御理解・御協力をいただけるよう、丁寧な説明に努め、南西地域における防衛態勢の充実に向けて、宮古島への陸自部隊配備を着実に進めていきたいと思っている」とした。防衛省は造成後、隊舎や宿舎を建設する。建設予定地広さは22万平方㍍。(編集担当:森高龍二)