ヤフオクの買取サービス「カウマエニーク」開始 ブックオフなどと提携

2017年11月21日 07:13

 ヤフオク!を運営するヤフーは、ブックオフコーポレーション、マーケットエンタープライズと提携し、新たな買取サービス「カウマエニーク」を20日開始した。

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 カウマエニーク、その名の通り、買う前に(売りに)行く、というコンセプトの買取サービスであるという。特徴は、ブックオフ店頭買取・宅配買取(集荷もしくは運送業者店頭への持ち込み)・自宅査定の3つの形態を持つこと、並びに、銀行振り込み・現金・そしてTポイントでの買い取りが可能であるということだ。

 期間限定を予定しているとのことであるが、現状は、Tポイントでの買い取りを指定すれば、最大35%、査定額がアップされるキャンペーンが展開中である(ただし、期間限定固定Tポイントでの支払いとなる。具体的な期間などの詳細は、買取の際に確認されたい)。なお、異なるカテゴリの商品、たとえば本と服と家電製品であるとか、そういったものを、同時に一括で買取依頼することもできる。

 いずれの買取方法を選択する場合も、Webサイト経由で申し込みを行うことになる。店頭買取は、店頭で結果を待たずとも、自宅のPCやスマートフォンで査定結果の確認が可能だ。宅配買取は、送料、箱代が無料となる。宅配買取が不可能な大きな商品の場合、出張買取査定依頼というものもある。年末の大掃除、引っ越しなどでの利用も想定されているという。

 また、現状では53万点の商品が、ブックオフの過去の買取データをもとに、買取上限額の事前確認可能となっている。

 このサービスは、リユース市場の拡大を狙ったものである、とヤフーは語る。リユースの利用者は、環境省の調査データによれば、わが国において国民の2割にも満たない。従って、まだまだ拡大の余地がある、という。

 現状での、対象商品カテゴリは以下の通りとなる。

 ハイブランド/腕時計/ファッション/アクセサリー、貴金属/家電・PC、カメラ/携帯電話、タブレット/ゲーム機、ソフト/ホビー、おもちゃ/楽器、機材/アウトドア、スポーツ/家具、生活雑貨/ベビー、マタニティ用品/本、音楽/映像ソフト(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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