“秩父エリア”の魅力を広める西武鉄道オリジナルアニメプロジェクトが始動

2017年11月17日 18:30

 アニメ『名探偵コナン』や『弱虫ペダル』などの制作会社として知られるトムス・エンタテインメントが、西武鉄道および西武線沿線の代表的な観光地である“秩父エリア”の魅力を国内外へと発信することを目的に、西武鉄道オリジナルアニメーションの制作を発表した。

 同アニメーションは2018年3月に西武鉄道Webサイトにて公開予定で、脚本は『ハイキュー!!』『僕だけがいない街』』の岸本卓、監督は『ディーふらぐ!』『境界のRINNE』の菅原静貴が務める。なお、11月19日に埼玉県秩父市で開催される「ちちぶ映画祭2017」にてより詳細な制作発表ならびに、前述の2人によるトークショーを実施するほか、プロモーションムービーがお披露目となる。

■現在まで明かされているアニメーション概要

 公開されているあらすじは「見合いをすることになった薫子。しかし、彼女には忘れられない人がいた。幼い頃、秩父で出会った名前も知らない少年…。一緒に歩いた秩父神社、羊山公園の芝桜、長瀞の渓流、三峯神社から見た雲海は、かけがえのない思い出となり、今も薫子の胸を焦がしていた。『秩父に行けば、また会えるかもしれない…』 淡い期待と遠い日の思い出が、彼女を秩父へと走らせる」というもの。

 ラブロマンスとなる物語内では、「長瀞」「秩父神社」「羊山公園の芝桜」といった観光地や、全席レストラン車両の列車「西武 旅するレストラン『52席の至福』」などが登場し、それら秩父の魅力を全世界に広めるため、英語・フランス語・中国語(繁体字)といった多言語字幕が用意されるとのこと。

 過去には1度、人気アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の影響でアニメファンの注目を集めたことがある“秩父”。美しい里山風景の広がるこの街が、再びアニメの力で経済効果を得られるのか、まずは11月19日の詳細発表を待ちたい。(記事:矢尾新之介・記事一覧を見る

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