スパコン世界ランキング、総計算能力でも中国が米国を抜いて世界一位へ
2017年11月17日 11:23
あるAnonymous Coward 曰く、 11月13日にスーパー・コンピューターの性能ランキング「TOP500」が発表されたが(過去記事)、これによると中国は世界最速のスーパー・コンピューター2台を保有するだけでなく上位500台のうち202台を保有、総計算能力でも中国は世界一となった。(MIT Technology Review、Enterprise Cloud、Slashdot)。
中国のスーパーコンピュータの計算能力の合計はランクインしたコンピューター全体の計算能力の合計の35.4%を占める。一方でこれまでこの分野で支配的なプレーヤーだった米国について見てみると、上位500台にランクインしたのは144台で、計算能力の合計は全体の29.6%。米国のスーパー・コンピューターの後退を痛烈かつ明確に強調する結果となった。
これほどまで米国の存在感が薄いのは、スパコン上位500のリストが25年前に公表されるようになってから初めてのことだという。