3月のライオン 第2シリーズ 第5話「Chapter.54 想い」「Chapter.55 告白」【感想コラム】
2017年11月16日 11:09
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
11月11日は、年間を通して唯一同じ数字が4つ横並びする日。
別段めでたいことが起きたわけではなかったけれど、『3月のライオン』は無事に放送されたのでまぁ良し!
今回の第2シリーズ第5話では引き続きひなたの境遇、とりわけ彼女の周囲の思いが描かれていました。
それぞれが何を感じ、どんな行動に移していったのか━━本記事にてまとめさせていただきたいと思います。
Contents
1 同じ教師として2 姉として、そして育ての母として3 義を持って、恩を返すために4 3月のライオン 第3話感想と今後の展望
■同じ教師として
零の元担任、林田先生。
自分の教え子ではなかろうと分け隔てなく、とても親身になり、教師という立場から零に色々なアドバイスを送ってくれたやさしい先生です。
自分が学生のころもこんな先生がほしかった!っと、考えちゃいますが、実は自分が気づいていないだけで同じくらい頼りになる先生も数多く出会えていたのかもしれませんね。
林田先生は「まずは周囲に話すことが大きい」「いじめを受けた際、『いやだ』とすぐに断りを入れる」「いじめられている人の気持ちを一番に考え、決してその人を置いてけぼりにするような策を講じてはならない」など、思わず納得してしまうような意見を数多く教えてくれました。
これだけ説得力ある話ができる、原作の羽海野チカ先生の取材力も垣間見えたように思います。
■姉として、そして育ての母として
いじめから友達を守ろうとした、ひなたの勇気ある行動に胸を打たれながらも、やはり自分を一番大切にしてほしかった━━。
そんな本当の思いを零へと呟いたあかり。
零も言っていましたが、ひなたを一番近くで見てきたからこそそう思わずにはいられなかったのですね。
19歳から親代わりしていたなんてすごいなぁなんて思いつつ、彼女もまた、ひなたと同じくらい強い人だった。
正直、今の私よりも年下なんだと思いますが、あそこまで大人の風格を出せねぇ。笑
ただ本作の登場人物の中で、個人的に一番幸せになってほしい一人です。♬
■義を持って、恩を返すために
そして最後に主人公・桐山零。
どんな対策をとるにしろ、お金がかかってしまう可能性大。
より高い報酬を得るために、今まで以上の情熱を持って対局に向かっていました。
まずはお金を得るために━━という目標は如何なものかなっとも思いますが、現実的に考えて不自由をさせないようにと考えるのはよく分かります。
それに、明かりが悩んだ時に送った本音も、物事を客観的に捉えられる零だからこその言葉だったのかもしれません。
ただし、林田先生や二階堂プロなど、零のやる気の方向を履き違えている人がたくさんいるので、そこはちょっと心配ですね。笑
■3月のライオン 第3話感想と今後の展望
しばらく本編では、ひなたの問題についてが続きそうです。
“いじめ”というかなりナイーブな問題を取り上げているだけに、ちょっと見ている人が離れていきそうな心配もしていますが、『ハチミツとクローバー』にて全員が片思いという混沌の世界を見事にまとめあげた羽海野チカ先生の手腕を信じましょう。♬
あと、エンドカードを書いているクリエイター陣も豪華(一期では、なんとあのちばてつや先生も書いてました)なので、そちらも毎回楽しみにしています。♬
3月のライオン 第2シリーズ 感想コラムのまとめ
2017.10.30
(あにぶ編集部/哲太)