【株式評論家の視点】キャリアインデックスは掲載求人数が順調に伸びる、13週移動平均線がサポートへ

2017年11月15日 07:07

 キャリアインデックス<6538>(東マ)は、インターネットを活用した集客プラットフォームの運営を行っている。主な運営サイトには、転職・求人情報のポータルサイト「CAREER INDEX(キャリアインデックス)」を始め、アルバイト・派遣情報のポータルサイト「Lacotto(ラコット)」、ファッション・アパレル業界の転職求人情報サイト「Fashion HR」、資格・習い事の総合サイト「CAREER INDEX スクール」がある。

 7月3日に転職・求人情報のポータルサイト「キャリアインデックス」の掲載求人数が90万件を突破したと発表。「キャリアインデックス」は国内の大手転職サイト等の求人情報を、ネットワークする転職サイトで、提携する各サイトの情報を横断して検索・閲覧できるだけではなく、登録・応募までをワンストップで完結できるのが強みとなっている。有効求人倍率が高止まりする中、企業の採用活動は引き続き活発な状況で、求職者・提携サイトの要望に応えるため、より良いサービスを提供している。

 11月1日にアルバイト・派遣情報のポータルサイト「ラコット」の掲載求人数が100万件を突破したと発表。「ラコット」は、国内の主要なアルバイト・派遣サイトと提携し、ネットワークするアルバイト・派遣情報サイトで、提携する各サイトの情報を横断して検索・閲覧できるだけではなく、応募までをワンストップで完結できるのができるだけではなく、登録・応募までをワンストップで完結できるのが強みとなっている。

 11月13日大引後に発表した今2018年3月期第2四半期業績実績は、売上高11億1200万円(前年同期比41.4%増)、営業利益3億5600万円(同2.1倍)、経常利益3億5600万円(同2.0倍)、純利益2億2400万円(同98.1%増)に着地。営業利益は通期計画に対する進捗率が58.7%と順調に推移している。

 今18年3月期業績予想は、売上高21億5200万円(前期比26.3%増)、営業利益6億0600万円(同35.8%増)、経常利益5億9300万円(同28.3%増)、純利益3億5200万円(同23.7%増)を見込む。

 株価は、4月13日の分割実施前の安値660円を底に11月1日に分割後の高値1780円と上昇。働き方改革関連、東証第一部への市場変更申請を既に行っていることなどを手掛かりに買われていたが、今3月期第2四半期決算順調も売り優勢の展開となっている。転職・求人情報のポータルサイト「キャリアインデックス」、アルバイト・派遣情報のポータルサイト「ラコット」ともに掲載求人数が順調に伸びており、サポートラインとなっている13週移動平均線まで下押す場面があれば、三段上げ狙いで買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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