iPhone X、画面に緑の縦線が表示される「Green Line of Death」発生
2017年11月13日 11:25
先日Appleがディスプレイの劣化防止対策をユーザーに求めたiPhone Xだが、一部のユーザーから縦に緑色の線が表示されるようになったという報告が出ている(Mac Rumorsの記事、9to5Macの記事、The Next Webの記事、Neowinの記事)。 症状は初めから現れるわけではなく、使い始めてしばらくたってから現れるようになり、再起動やリストアを実行しても消えないという。Apple Support Communitiesでの質問者は使い始めたその日のうちに症状が現れ、その後ワイヤレスチャージャーを使ったら消えたと述べているが、他の投稿者から同様の報告はない。 線の出現位置は主に画面の右端または左端で、中ほどに出現している写真も投稿されている。線の色から「Green Line of Death」とも呼ばれているが、中には紫色という報告もある。線の色に関しては、iPhone Xのディスプレイでは緑のサブピクセルが1列に並んでおり、赤と青が交互に並んでいる点をTechCrunchが指摘している。 症状の報告はApple Support Communitiesのほか、RedditやMac Rumorsのフォーラム、ソーシャルメディアなどに投稿されており、まだ数は少ないものの増加している。Apple Support Communitiesの質問では同じ質問があるというユーザーが91人にのぼる。Apple SupportのTwitterアカウントでは報告者に詳細な情報の提供を求めている状況であり、原因は明らかにされていないが、Appleは無料交換で対応しているようだ。 iPhone Xのディスプレイ関連では暖房した建物から屋外へ出るなど、急に気温の低い場所へ移動すると一時的にタッチスクリーンが反応しなくなる問題が報告されており、Appleはソフトウェアの更新で対処すると述べているという。また、iPhone 8/8 Plus/XのGPSで正確な位置情報が取得できない問題も報告されているようだ。iOS 11.2ベータにはGPS関連の修正が含まれているとのことで、これで改善する可能性もあるが詳細は不明だ。