マツダ「デミオ」全車に「i-ACTIVSENSE」標準搭載、特別仕様車も追加
2017年11月11日 15:46
マツダは、同社のコンパクトハッチバック車「マツダ・デミオ」への先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」の採用拡充を図るマイナーチェンジを実施した。
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同時に赤基調の内装を採用した特別仕様車「Noble Crimson(ノーブルクリムゾン)」を新設定とし、全国のマツダ正規販売店を通じて予約を開始し、12月7日に発売すると発表した。
今回の商品改良では、車両だけでなく歩行者も検知する先進安全技術の「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」に加え、「車線逸脱警報システム(LDWS)」、「ハイビーム・コントロール・システム(HBC)」を全機種で標準装備とした。
すでに標準装備とされている「前進時AT誤発進抑制制御」との組み合せによって、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「安全運転サポート車」の「サポカーS・ワイド」に該当する。
この結果、マツダが製造販売するコンパクトカーから3列シートクロスオーバーSUVまで、日本国内で販売する主要6車種すべてが、「サポカーS・ワイド」に該当する安全性を獲得した。
これらの安全装備に加えて、「スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)」や「リアパーキングセンサー(センター/コーナー)」も全機種で標準装備。駐車場や幅の狭い道路などを低速で運転する際に、車両周囲の状況をモニターで確認できる「360°ビュー・モニター」と「フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)」をメーカーオプションとして新設定するなど、先進安全技術の採用を拡充した。
同時に発表した特別仕様車「Noble Crimson(ノーブルクリムゾン)」は、インテリアコーディネーションにこだわって開発した特別仕様車シリーズの第5弾だ。2015年から継続的に導入してきた、この特別仕様車シリーズ、今回は、より先鋭的に白を基調としたインテリアのなかで、艶やかな深紅色のシートを配した専用インテリアとした。また、外板色に専用ボディカラー「セラミックメタリック」を採用したお洒落なモデルだ。
ベースとなったモデルは、「13S Touring」「XD Touring」のSKYACTIV-DRIVE(6EC-AT)車で、前述の専用シートなどのほかエアコンルーバーレッドメタリックやCD/DVDプレイヤーに地上デジタルTVチューナー装備。高輝度塗装アルミホイール(ガソリンエンジン車は15インチ、ディーゼルエンジン車は16インチ)を装着する。
特別仕様車「Noble Crimson」の価格は、ガソリン車が177.66万円(2WD)、198.18万円(4WD)。ディーゼルエンジン車が205.74万円(2WD)、226.26万円(4WD)となる。(編集担当:吉田恒)