iPhone Xのカメラ、DxOMark MobileのテストでPixel 2に届かず
2017年11月10日 14:45
headless曰く、 DxOMarkは6日、モバイルデバイスのカメラを評価するDxOMark MobileによるiPhone Xのテスト結果を発表した。iPhone Xのカメラは写真で歴代最高スコアの101点をマークしたが、動画は89点にとどまる。総合ではHuawei Mate 10 Proに並ぶ97点で2位となり、1位のGoogle Pixel 2(98点)には届かなかった(iPhone Xレビュー)。
各サブスコアの傾向はiPhone 8 Plusと似通っている。写真のサブスコアでiPhone Xが下回る項目はないが、Bokehが同点のほか、9項目中5項目で1点差。このほかの3項目でも差が最も大きいのはArtifacts(+9)で、大きな差はみられない。動画では7項目中3項目でiPhone 8 Plusを下回り、同点が3項目。iPhone 8 Plusを上回ったのはArtifacts(+3)とTexture(+1)のみだ。
写真のサブスコアをPixel 2と比較するとNoise(+10)とArtifacts(+18)、Zoom(+26)、Bokeh(+10)の4項目で大きな差をつけているが、Autofocus(-20)やTexture(-8)など5項目では下回る。一方、Mate 10 Proに10点以上の差をつけた写真のサブスコアはArtifacts(+16)とZoom(+18)のみ。Autofocus(-18)やColor(-7)など4項目では下回っている。iPhone XのAutofocusについては非常に正確だが、遅延することが多いとの評価だ。Zoomはトップ3中最も好成績であり、これまでテストされた端末でiPhone Xを上回るのはSamsung Galaxy Note8のみだ。写真全体のスコアではPxel 2を2点、Mate 10 Proを1点上回る。
一方、動画のサブスコアでPixel 2を上回ったのはColor(+3点)のみで、他はすべて下回った。特にAutofocus(-11)とNoise(-14)の差が大きい。Mate 10 Proとの比較ではColor(+1点)、Texture(+3点)、Stabilization(+5点)で上回っているが、Noise(-11点)をはじめ計3項目では下回る。動画全体のスコアではPixel 2を7点、Mate 10 Proを2点下回っている。