【注目銘柄】アジュバンコスメジャパンは14年高値に接近、18年3月期2Q累計大幅営業増益で通期予想は増額の可能性
2017年11月8日 16:46
アジュバンコスメジャパン<4929>(東1)に注目したい。関西を地盤に、美容室やエステティックサロンなどを通じて、消費者向けにスキンケア・ヘアケア製品などの化粧品を販売するファブレス企業である。18年3月期第2四半期累計は大幅営業増益だった。通期予想は増額の可能性がありそうだ。株価は14年の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期2Q累計が大幅営業増益で通期予想は増額の可能性
18年3月期第2四半期累計(3月21日~9月20日)の連結業績は、売上高が前年同期比13.8%増の25億64百万円、営業利益が20.4%増の3億37百万円、経常利益が23.8%増の3億41百万円、純利益が0.4%増の2億17百万円だった。
ヘアケア製品は4.4%減収だったが、主力のスキンケア製品が5.4%増収と好調に推移し、18年6月に連結子会社化したエクシードシステムも寄与して大幅営業増益だった。アジュバンサロン登録軒数は6911軒となった。
通期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比7.1%増の51億08百万円、営業利益が4.1%増の5億40百万円、経常利益が4.7%増の5億53百万円、純利益が0.5%増の3億32百万円としている。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は。売上高が50.2%、営業利益が62.4%、経常利益が61.7%、純利益が65.4%と高水準である。通期予想は増額の可能性がありそうだ。
■株価は14年高値に接近、好業績評価して上値試す
株価は10月13日と16日に年初来高値1009円まで上伸し、14年7月の上場来高値1054円に接近している。週足チャートで見ると900円~1000円近辺でボックス展開の形だが、13週移動平均線がサポートラインとなってボックス上放れの動きを強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。ボックス上放れて上げ足を速める可能性もありそうだ。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)