Apple、iPhone Xの焼き付き防止対策をユーザー自ら行うよう求める
2017年11月8日 10:49
headless曰く、 iPhone XではiPhoneシリーズで初めてOLEDディスプレイを採用しているが、Appleでは使用状況によっては焼き付きが発生する可能性もあるとして、ユーザー自ら対策を行うようサポートページで促している(Appleサポートの記事、9to5Mac、Mac Rumors、Neowin)。
AppleはiPhone XのディスプレイをSuper Retinaディスプレイと呼び、スマートフォンに搭載されたOLEDディスプレイとしては史上最高だと主張する。開発に当たってはOLEDの焼き付き低減でも業界最高を目指したとのことだが、特に高コントラストの画像を長時間表示し続けた場合などには焼き付きが発生することもあるという。なお、日本語版サポート記事には「極端な例になると、高コントラストの同じ画像が長い時間表示され続けることもあります。」と記載されているが、英語版の該当部分は上述のとおり焼き付き原因の説明になっている。
ディスプレイの劣化を抑える方法としてAppleでは、iOSを最新版にアップデートすること、「明るさの自動調節」を使うこと、ディスプレイを使用しないときはオフにすること、静止画像を最大輝度で長時間表示し続けないことを挙げている。つまり、長持ちさせるにはなるべく画面を暗くし、できればオフにするということのようだ。また、斜めから見たときに色が変化するのはOLEDの特性であり、問題ではないと説明している。
OLEDディスプレイの焼き付き問題はGoogleのPixel 2 XLでも発生しており、GoogleはPixel 2/Pixel 2 XLの製品保証期間を2年に延長し、焼き付きを低減するアップデートの提供といった対策を発表している。斜めから見たときの色の変化については、Googleの説明もAppleと同様だ。