十二大戦 第5話「羊の皮をかぶった狼」【感想コラム】
2017年11月6日 15:47
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
「十二大戦は戦争のための戦争」━━そう語ったのは久しぶりの本編登場、ドゥデキャプル氏でした。
彼によってこの戦いが各国の権力争いのためのものだったことがわかった、『十二大戦』第4話。
今回はどんな戦いが繰り広げられたのか、早速レビューに移りたいと思います♬。
Contents
1 「羊の皮をかぶった狼」2 老戦士の思い3 申連合vs卯連合4 忍び寄る影の行方5 十二大戦 第5話感想と今後の展望
■「羊の皮をかぶった狼」
前回の予告通り、今回の中心は未の戦士・必爺でしたね。
爆薬を使った戦いを得意とするこの老戦士は、なんと第九回大会の覇者!
身体能力は高くはないものの、知力の高さで以って名を轟かせてきた生きるレジェンドとは驚きです。
有力者たちの中にも、今大会のダークホースとして必爺に注目している人も少なくないようでした。
■老戦士の思い
そんな必爺が大会に参加した理由━━それは愛する子どもや孫たちに、自分と同じ戦場を経験させたくないためでした。
相手を倒すためだけでなく、孫を喜ばせるために爆薬の力を使っているシーンは、なんとも感慨深いもの。
また、本当は高いゲームの腕を持っていながら孫には負けてあげていたことが分かる描写もあり、家族愛が窺えたそのシーンが今回の個人的ベストハイライト場面でした。
今大会もその知略と戦略で戦況を牛耳ろうと目論んでいますが、彼の思惑と実際の状況には既に誤差が……。
■申連合vs卯連合
必爺の生い立ちにスポットを当てながら、砂粒たちの戦いについても描かれていました。
寝住の言った通り、砂粒は戦闘能力も非凡なものを持つ戦士でしたね。
憂城の攻撃をいなしつつ、彼が操る鳥たちの強襲をものともしてませんでした。
その一方で、憂城の“おともだち”と化した巳の戦士との戦いに苦戦する寝住。
頭がないのに蛇の戦士が追いかけられるのは、音を頼りに、それも普通のアラームには無反応だったことから床から伝わる振動の類を察知している可能性がある描写が描かれていました。
てか、ネクロマンチストの能力って、距離関係なく有効なのか!? もしかしたら、参加戦士最強のスキルかもしれませんね。
■忍び寄る影の行方
話を再び必爺に戻しますと、最初に配られた毒を実は食べていなかった彼はそのことをアドバンテージに進めようとしていました。(あれ、この流れは確か戌……)
ただ怒突と違ったのは、率先して共闘態勢を組もうとしていたところ。
体内にある毒を取り出す方法があるという嘘をつくことで、戦力の高い丑、申、卯に続く戦士を引き込もうとしていました……が、その候補と上がった戦士の中で生きているのは既に午の戦士のみという相違点。
優秀頭脳を持っている故に机上での計算にほころびが生じていることに気づかぬまま、必爺が遭遇した戦士━━それは彼が最も最弱と予想した寅の戦士・妬良(とら)でした。
■十二大戦 第5話感想と今後の展望
妬良が必爺の気配を素早く察知したところで終わりを迎えた、第5話。
必爺は彼女のことをかなり甘くみているようですが、妬良の肩書きは「 酔った勢いで━━」。
既にできあがった状態の彼女をあまり甘くみないほうが……。
そんな心配を抱えている中、次週の放送では午の戦士・迂久真が活躍するもよう。
なんと丑井の猛攻を凌ぎ切った彼がどんな戦いを見せてくれるのか、2週連続で脱落者が出なかった分、展開が加速することはあるのか、次週も最凶の戦士たちの戦いに注目したいと思います♬。
(あにぶ編集部/哲太)