名作「ブレードランナー」が帰ってくる!「ブレードランナー2049」とは
2017年11月4日 18:31
■ベテラン&期待のホープのダブル主演で有名映画が復活
有名SF映画を挙げれば5本の指にも入るであろう「ブレードランナー」。ハリソン・フォード主演で1982年に公開された本作は、独自の退廃的な近未来の地球を舞台にし、じわじわとヒット、今や名作と言わしめている。
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そんな名作映画「ブレードランナー」が、2017年に「ブレードランナー2049」として復活した。主演を務めたハリソン・フォードの出演はもちろん、期待の新人であるライアン・ゴズリングが出演することもあり、かなり期待値は高めだ。
■そもそも、ブレードランナーとは?
「ブレードランナー」はフィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作にしたSF映画。2019年の地球は環境破壊が進み、人類は火星への移住を進めていた。しかし、火星に移れる人間はごく一部で、残りの人間は人口が過密する大都市での生活を強いられていた。
火星をはじめ宇宙開拓においては、遺伝子工学により開発された「レプリカント」と呼ばれる人造人間が最前線に立たされていた。このレプリカントには感情が生まれはじめ、さらに4年という寿命が設定されていた。しかし、中には人間に反旗を翻すものが出てきており、そうしたレプリカントを専門に取り締まるのが「ブレードランナー」である。
ある日、最新レプリカント「ネクサス6型」の一派が人間を殺害した上で脱走し、地球に帰還した。地球に潜伏したレプリカント4名を見つけるため、ロサンゼルス市警で元ブレードランナーを務めていたリック・デッカード(ハリソン・フォード)が呼び戻される。
彼はブレードランナーとしてベテランであるが、レプリカントを追いかける中でレイチェルというレプリカントに出会う。リックは今回の事件をきっかけに、レプリカントの現状や人間の業の深さについて知ることになっていくのだ。
■名作映画の続編として「ブレードランナー2049」が上映開始
「レプリカント」を通じ、人間の尊厳について描き切った「ブレードランナー」。この映画の続編となるのが「ブレードランナー2049」だ。
監督は「メッセージ」、「ボーダーライン」で注目を集めるカナダ出身のドゥニ・ビルヌーブで、脚本は前作と同じくハンプトン・ファンチャー。そして、「LOGAN ローガン」、「エイリアン コヴェナント」のマイケル・グリーンとなっている。
本映画では前作「ブレードランナー」から30年後の2049年が舞台となっている。主人公「K」は、「ラ・ラ・ランド」以降大注目されているライアン・ゴズリングが務めている。Kは世界に起こった危機を解決するため、30年前に行方不明となったブレードランナーのリックを探すところからスタートする。
前作の主人公であるリックは、「ブレードランナー」と同じくハリソン・フォードが担当。新旧において主人公が交代する形となるが、ベテランと今最も脂の乗っていると言っても過言でない俳優の共演は胸が熱くなるのもがある。
「ブレードランナー2049」は全国映画館にて上映中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)