ホンダのEVスポーツ、コンパクトなロングノーズ&ショートデッキを纏う
2017年10月30日 10:51
ホンダには、二輪車、四輪車、パワープロダクツ、ジェットなどの多岐に渡るモノづくりの力と商品を通じて得た「世界2800万人のユーザーとの繋がり」があるという。
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これは、ホンダの創業者である本田宗一郎氏が提唱して以来の精神「すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する」という想いの具現化の証といえる。その想いは、これまでに国を超え、時代を超えて拡がってきた。
今後も引き続き、二輪車・四輪車ともに、強みであるグローバルモデルのラインアップを強化し、魅力ある商品を幅広く、世界中のユーザーに届けるという。
さらに、ホンダは「カーボンフリー社会の実現」に向け、技術・商品の開発に取り組み、ガソリンモデルの低公害化・低燃費化を進め、四輪車分野では、ハイブリッド車のラインアップを拡充してきた。今後もハイブリッドモデル、プラグインハイブリッドモデル、EVモデルを強化する。が、電動化技術を搭載したモデルにおいても、「役立つ喜び」「操る喜び」を“忘れはしない”という。
今回の「第45回東京モーターショー2017」のホンダブースにおける主役は、「Honda Sports EV Concept」(ホンダ・スポーツ・イーブイ・コンセプト)だ。コンパクトなボディに、EV性能と人工知能(AI)を組み合わせ、人とクルマがひとつになったような「操る喜び」の実現を目指したコンセプトモデルである。今回、ホンダブースのメインモデルとして実車を世界初公開した。
戸のコンパクトスポーツは、9月にフランクフルトショーで初公開した「アーバンEVコンセプト」と同じEV専用プラットフォームを使いながら、コンパクトなボディにレスポンシブルな電動パワーユニットを搭載。電動車らしいトルクフルで滑らかな加速感と高い静粛性を持ったクルマとなった。
エクステリアデザインは、小さなクルマながら「ロングノーズ&ショートデッキ」構成とし、クラシカルなファストバックスタイルとなった。
ひと足先にフランクフルトモーターショーで発表された「アーバンEVコンセプト」は、1972年にデビューした初代「ホンダ・シビック」へのオマージュが感じられたが、このEVスポーツから何を感じ取れるだろうか。(編集担当:吉田恒)