名作文学の読後感をコーヒーで再現した“飲める文庫”やなか珈琲が発売
2017年10月29日 22:22
やなか珈琲から、名作文学の読後感をブレンドコーヒーで再現した“飲める文庫”が登場。「読書の日」のである2017年10月27日(金)より、やなか珈琲店の店舗にて期間限定で販売される。
■AIを使って「文学レビュー=読後感」を分析
読後感をコーヒーの味わいで再現するために使用されたのは、なんとAI。まず、NECのデータサイエンティストが、文学作品に関する1万件以上のレビュー文を、コーヒーの味覚指標(苦味/甘味/余韻/クリア感/飲みごたえ)に変換した学習データを作成し、ディープラーニング技術を搭載したソフトウェアで分析。その結果作成されたレーダーチャートを用いて、やなか珈琲店のカップテスターが考案・開発したブレンドコーヒーが、この“飲める文庫”だ。
■分析対象は、太宰や漱石の名著
データ分析に当たって対象となったのは、島崎藤村 著「若菜集」、太宰治 著「人間失格」、夏目漱石 著「吾輩は猫である」「こころ」「三四郎」、森鷗外 著「舞姫」の全6作品。たとえば「吾輩は猫である」は、風刺的でおかしみのある猫の語りを、ほろ苦さと甘み、香ばしく切れのある味わいで、「舞姫」では、美しい文体で描かれた若い恋を、チョコレートの様な甘味となめらかでソフトなコクで、その読後感を表現している。
オリジナルのパッケージには、それぞれのタイトルを印象的にデザイン。各フレーバーを書籍風のケースにおさめた、6作品を飲み比べ出来るドリップパックセットも11月8日(水)より販売される。
AIを駆使し、膨大なデータをベースに開発された“飲める文庫”。読後感というものは当然人それぞれだが、このコーヒーを飲みながら対応する作品を読めば、もしかするとより一層作品の世界に浸ることが出来るかもしれない。文学&コーヒーファンは、是非この機会に文学を“舌”でも堪能してみてはいかがだろう。
■商品情報
■「飲める文庫」ビーンパッケージ販売期間:2017年10月27日(金)〜11月30日(木)価格:950円(税込)/100g対象文学:・島崎藤村 著「若菜集」・太宰治 著「人間失格」・夏目漱石 著「吾輩は猫である」「こころ」「三四郎」・森鷗外 著「舞姫」※著者五十音順販売店舗:やなか珈琲店、秋葉原 CHABARA 店、アトレ亀戸店、コレド室町店、ルミネ北千住店、ルミネ立川店、エキュート赤羽店、アリオ西新井店、トレインチ自由が丘店、中野マルイ店、やなか珈琲店通販サイト※販売期間中でも在庫がなくなり次第、販売終了■「飲める文庫」6作品飲み比べ ドリップバックセット販売期間:2017年11月8日(水)〜11月30日(木)価格:2,340円(税込)販売店舗:ビーンパッケージと同じ※販売期間中でも在庫がなくなり次第、販売終了