トヨタ、「CROWN Concept」を東京モーターショーで発表

2017年10月28日 18:59

 トヨタは10月25日、東京ビッグサイト開催した「第45回東京モーターショー2017」プレスデー初日の早朝・午前8時30分、他社に先駆けて最初にプレス・カンファレンスを開催し、「CROWN Concept」を初披露した。

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 この「CROWN Concept」は、「走行性能の追求」と「コネクティッド技術の進化」の両輪で開発したコンセプトモデルである。

 トヨタは、1955年に誕生した初代クラウンから連綿と積み重ねてきた伝統に加え、将来のモビリティ社会においてクラウンに求められる革新性を融合することで、次世代のクラウンを提案した。

 会場に展示された「CROWN Concept」のエクステリアを見る限り、完成度は相当に高く、ほぼ市販モデルといっても差し支えのないレベルに仕上がっている。

 トヨタは詳しい内容は明らかにしていないが、「Fun to Drive」を突き詰めた革新的な走行性能を持ったクルマだという。将来のモビリティ社会でも「クルマを操る楽しさ」を提案するため、TNGAプラットフォームに一新して「ゼロから開発、ドイツのニュルブルクリンクでの走行テストを実施した」という。

 コンセプトモデルは、意のままに操れるハンドリング性能に加え、低速域から高速域かつスムーズな路面から荒れた路面など、あらゆる状況において目線のぶれない圧倒的な走行安定性を実現し、ドライバーに“走る歓び”と“安心”を提供するとした。

 また、コネクティッド技術とそのサービスを本格的に具現化すべく、革新的進化を追求したとも。そのため、車載通信機の100%搭載によるIoT社会への対応し、取得できるビッグデータを活用し、新たな価値を提供していく。また、「CROWN Concept」の市販モデルにも車載通信機を全車標準装備し、展開を図る予定だとした。

 トヨタは、自動ブレーキに代表されるクルマ自体の先進技術だけではなく、信号情報やクルマ同士がつながる、ITS Connectを普及させ、社会全体で安全を守っていく。また、官民実証実験にも積極的に参加することで、“つながる”技術の早期発展に努める。

 ボディサイズも発表された。その全長×全幅×全高は4910×1800×1455mm、ホイールベースは従来比70mm延長され2920mmとかなり長い。

 パワーユニットなどの詳細は発表されていないが、2リッター直列4気筒直噴ターボと2.5リッターマルチステージハイブリッドの2機種の搭載が噂されている。(編集担当:吉田恒)

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