緩やかな上昇が見込まれる米金利がドル円をサポート、SMBC日興証券(花田浩菜)

2017年10月26日 14:44


*14:44JST 緩やかな上昇が見込まれる米金利がドル円をサポート、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

10/26付けの「主要通貨デイリー」では、米長期金利について考察していますのでご紹介します。

同レポートではまず、『25日の日経平均は反落し、連騰記録は16日でストップとなった。当面は、これから本格化する主要企業の2018年3月期第2四半期決算の結果を睨みながらの展開が予想される。一方、ドル円は引き続き米10年金利と概ね連動して推移しており、25日には米金利が2.473%まで上昇する中で一時114.24円まで上昇した』と伝えています。

続けて、こうした足元の金利上昇の背景として、『1.次期FRB(連邦準備制度理事会)議長にタカ派(利上げに積極的)のテーラー氏が指名された場合の利上げペース加速観測の高まり、2.税制改革の年内実現に対する期待などが挙げられよう』と分析しています。

さらに、『1.のFRB議長の後任人事は近いうちに明らかになるとみられるが、タカ派とハト派(利上げに消極的)のどちらが指名されるかは依然として不透明。ハト派が指名された場合は一時的に金利低下要因となろう。一方、2.の税制改革に関しては、本日下院が上院で可決された予算決議案の採決を行う予定となっている。可決されれば、税制改革の年内実現に対する期待の高まりが維持されよう。ただ、上院共和党では税制改革案に反対を表明している議員もおり、先行きは報道を受けて一喜一憂する展開が想定される』と今後の展開を見ています。

最後に、今後のドル円について、『最終的には実現する公算が大きく、米金利上昇をサポートしよう。その際、米金利の次の節目は2.60%となるが、昨年10月以降のドル円と米10年金利の連動性が今後も続くと仮定した場合、ドル円は116円台前半まで上昇が期待される』とまとめています。

詳しくは10/26付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《DM》

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