『ファイアボール』はシリーズを追うごとに時代を遡っている

2017年10月24日 15:57

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 2017年10月、ついに『 ファイアボール 』シリーズ最新作『 ファイアボールユーモラス 』の放送がスタートしました。前シリーズ『ファイアボールチャーミング』から数えると6年以上ぶりの新作となります。毎月1本ずつのペースではあるので、その他のTVアニメシリーズとはゆっくりのペースではありますが、待望の新作ということで非常に嬉しいです。

 そんな『ファイアボール』シリーズ、実は続編を追うごとに時代を遡っていたことはご存知でしょうか。今回『ファイアボールチャーミング』の第1話では、ある衝撃の事実も発覚したので、合わせて詳しく紹介します。

Contents
1 ファイアボール の世界観2 実は続編ごとに遡っている!?3 年代表記は消えた・・・けど決定的な違いが!

■ファイアボール の世界観


 まずファイアボールとはどんなアニメなのか紹介します。

 舞台は遠い未来。登場キャラクターは、ロボットであり貴族のお嬢様『ドロッセル』と、その執事である大型ロボット『ゲデヒトニス』の基本二人のみです。この二人が屋敷の中で繰り広げるちょっと変な会話やドタバタが毎話2分ほど繰り広げられます。

 笑えるギャグアニメではある一方、世界観はなかなかシリアスでして、人類の抵抗によりロボットによる貴族政治が終焉を迎えようとしているという設定があります。そのロボットの貴族がドロッセルであるだけに、ドロッセルは立場上、人類の敵のような存在でもあります。

 2人の会話などで屋敷の外の出来事についてもたびたび言及されるのですが第1シーズンの最終回ではある衝撃の結末を迎えます。

■実は続編ごとに遡っている!?


 『ファイアボール』シリーズは、2008年の第1シーズン目『 ファイアボール 』、2011年の第2シーズン目『ファイアボールチャーミング』、そして2017年10月時点で最新の第3シーズン『 ファイアボールユーモラス 』の全3シリーズが存在します。通常、アニメといえばシーズンを追うごとに、続編が作られるものですが、『 ファイアボール 』に関しては少し特殊です。なんとシリーズを追うごとに時代が遡るのです。

 毎回二人の会話劇だけが繰り広げられるので気づかない人もいるかもしれませんが、その証拠に各話ごとに表示される『ファイアボール』世界における年代表記を観ると、第1シーズンと第2シーズンで時代が前に戻っていることが分かります。

 『 ファイアボール 』ではメルクール歴48650年~48794年、『 ファイアボールチャーミング 』ではメルクール歴48234年~48426年の話を描いています。この数字から、1シーズン目と2シーズン目で時代の隔たりがあることに加えて、1シーズン内でもかなり長い年月を経ていることが分かります。

 では最新作『 ファイアボールユーモラス 』はどうなのでしょうか?

■年代表記は消えた・・・けど決定的な違いが!


 実は最新作『 ファイアボールユーモラス 』では年代表記が消えてしまっています。これではいつの時代の出来事を描いているのかが分からないのですが、冒頭からいきなりドロッセルの衝撃の発言でスタートします。なんと『ドロッセルがお父さんの所在をゲデヒトニスに聞いている』のです。

 前シリーズを観ていた人はご存知でしょうが、度々亡き父上様として言及されていた存在のドロッセルのお父さん。そのお父さんが、最新シリーズではまだ存命であることが発覚するのです。

 つまり、『 ファイアボール 』『 ファイアボールチャーミング 』ではドロッセルの父親の死後を描いていたのですが、最新作『 ファイアボールユーモラス 』では生前の時代の物語となるようです。この意外な設定には非常に驚きです。

 果たして存命のドロッセルのお父さんは今後登場することはあるのでしょうか!? 

 残る話数は限られておりますが最新作「ファイボールユーモラス」の今後から目が離せません。

「 ファイアボール 」ドロッセルお嬢様の活躍は全話でも60分あれば視聴可能!
2016.10.15

(あにぶ編集部/ネジムラ89)

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