合同展「神の手●ニッポン展III」が目黒・雅叙園東京で - アート80点が集合

2017年10月24日 11:13

 合同展「神の手●ニッポン展III」がホテル雅叙園東京にて開催される。会期は2017年12月1日(金)から12月24日(日)まで。

 「神の手●ニッポン展III」は、日本人ならではの感性と手先の器用さを活かした、まさに“神の手”のような技巧を持つアーティストたちの作品が集合する合同巡回展。

 第3弾となる今回の展示では、海外でも高い評価を受ける「シャドーボックス」をはじめ「立体切り文字」「現代切絵アート」などの紙のスペシャリストや、「組み木絵」「ペットボトルアート」など素材に新たな命を吹き込む新たなアーティストを中心に、過去2回の参加アーティストの人気作品も見ることができる。日本人の感性や手先の器用さを堪能できる作品約80点が集結する。

■芥川龍之介の世界を立体で表現

 立体切り文字アーティスト・笹尾 真は、文学作品の名文を切り取り、本来二次元である文字の世界を立体化する。芥川龍之介の『地獄変』の冒頭文章を題材とし、数百枚もの紙を重ねた立体文字が生み出す世界を是非会場で体験してはいかがだろうか。

■端材や資源ゴミで葛飾北斎を表現

 一切着色をしていない数十種類の木材を、厚さ5.5mmの板材に揃え、色味や木目の違いを活かしながら絵として組み込んでいく組み木絵アート。展示される中村 道雄の作品は、半年以上の時間をかけて素材を探し抜き、葛飾北斎をカバーしたものだ。

■「源氏物語」の原画を再現、平面の絵に命を吹き込む

 シャドーボックスは、ヨーロッパ各国をはじめ、近年では日本でも芸術として高い評価を受けているハンドクラフト作品だ。日本におけるシャドーボックスの第一人者、大橋 禾苗は、7~8枚の原画を使い、絵を忠実に再現し立体化。本展では、会場である「百段階段」からインスピレーションを受けた「源氏物語」を初公開する。

■詳細

 神の手●ニッポン展III開催期間: 2017年12月1日(金)~12月24日(日) ※会期中無休。開催時間:10:00~18:00(最終入館17:30)会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」住所: 東京都目黒区下目黒1-8-1入場料: 当日 1,500円、前売 1,200円(学生800円※要学生証呈示※小学生以下無料)チケット販売窓口: ホテル雅叙園東京内、ローソンチケット、セブンチケット、JTB各店、JTBレジャーチケット、イープラスTEL:03-5434-3140(10:00~18:00)

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