Google Chromeの開発社、Webブラウザ上での勝手なマイニング防ぐ手法提案
2017年10月24日 07:19
あるAnonymous Coward曰く、 サイトの運営者がサイト上に仮想通貨を採掘させるJavaScriptコードを仕込み、閲覧者のWebブラウザ上で実行させて収益を受け取るという手法が最近話題になっている。すでにこの手法を提供する「Coinhive」というサービスが登場しているが、こうした手法についてはWebブラウザの開発者の間でも議論が行われているという(BLEEPING COMPUTER、BLEEPING COMPUTER、Slashdot)。
Google Chromeのエンジニアらは、このような同意無しのマイニング実行を防ぐ機能の追加を検討しているそうだ。仕組みとしては、一定時間CPU使用率を上げるJSコードがあった場合にブロックするようなものが考えられているという。
ChromeエンジニアのOjan Vafai氏はバグレポートで具体的な提案を行っている。それによれば「YY秒を超えてXX%以上のCPUを使用しているサイトでは、ページを「バッテリセーバーモード」にし、積極的にタスクを抑制する。ユーザーに対してはバッテリセーバーモード」をオプトアウトできる通知をポップアップ表示させる」というものだという。なお、この議論は現在進行中であり、Vafai氏の提案は正式に承認されてするわけではないとしている。