トヨタ「カローラ」がマイナーチェンジ 安全性能を強化
2017年10月23日 21:34
トヨタを代表する大衆車「カローラ」が安全装備、内外装、燃費向上、新パッケージの設定といったマイナーチェンジを行った。大衆車の代表格とも言えるカローラ。そのマイナーチェンジの内容について見てみよう。
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安全面で強化された部分は2つある。1つ目はトヨタの衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスC(Toyota Safety Sense C)」をワゴンタイプのフィールダーとセダンタイプのアクシオの全てに標準装備化。「トヨタセーフティセンスC」はレーザーレーダーと単眼カメラで、衝突回避・車線の逸脱の抑制・ライトの制御をサポート。先行車発進告知機能もついており、事故防止効果をさらに高めた。
2つ目はインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)の新設定。インテリジェントクリアランスソナーは駐車場でアクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えたときに発生する衝突の被害を軽減するための機能だ。
そして、外装はフロント部分に新たなデザインを取り入れて、スポーティでかっこいいデザインになった。内装にはメッキ加工のパネルを使用し、より上質な車内へと生まれ変わった。
パッケージやオプションも新たに追加点がある。カローラアクシオの新たなカラーにアヴァンギャルドブロンズメタリックとクールボルドーガラスの設定、これまでは特別仕様車として販売していたメッシュパターンの専用グリルとリヤスポイラーを装着したW×B(ダブルハイビー)をカタロググレードとして設定した。オプションでは人気の専用ホワイトシートが選択可能に。これはカローラフィールダーで選択可能だったため、オプションとしてカローラアクシオでも選択可能になったことは、これから買う人にとってはありがたいことだろう。
燃費性能では、エンジン・モーター・インバーターなどの制御を改良して、燃費34.4km/Lを達成した。
2016年には誕生から50年が経過し、多くの人に大衆車として親しまれてきたカローラ。これからのさらなる進化に期待していきたい。